4tユニックの性能表を見ても、「この現場条件で成立するのか」「なぜ4tが選ばれるのか」が整理できず、導入判断が止まることがあります。結論:性能表で作業半径と吊り能力を対応させれば、使えるか判断できます。最大吊り能力の数値だけで判断すると、必要半径での能力不足やアウトリガ条件の読み落としが起きやすくなります。特に4tは「短半径では余裕があるのに、中〜長半径に寄った瞬間に成立が崩れる」ケースが出やすく、性能表の“どの列で判定しているか”が結果を左右します。この記事では、性能表の読み方を「現場での成立判断」に落とし込み、4tユニックが使われる理由と、無理が出る境界を条件付きで整理します。読み終えると、自社の作業条件(作業半径・アウトリガ条件・吊り荷)と4tシャーシの制約(積載・車両総重量)を並べ、タダノ4tユニックが作業に適合するかを判断できます。なお、数値は機種・架装・装備で変動するため、ここでは「どこを見て、どう照合するとミスが減るか」という判断視点に寄せて解説します。
タダノの性能表を読み解く前に、作業半径と吊り能力を対応させる基本の見方を先に確認したい場合は、【タダノユニック 性能表】吊り能力・作業半径の見方を参照すると、用語の取り違えによる判断ミスを減らせます。性能表は「見た目は表でも、実際は条件分岐の集合」です。最初に“作業半径の定義”“アウトリガ条件の扱い”“定格荷重の前提”を揃えてから読むと、機種差の比較も同じ物差しで行いやすくなります。
著者情報
ユニック車ガイド編集部(車両選定・運用の実務目線)。性能表の数値を断定的に言い切らず、作業半径・吊り荷・アウトリガ条件・車両制約を同時に照合して、現場で成立するかを判断する手順を重視して解説します。性能表の「最大値」ではなく、現場で実際に使う“必要半径の欄”で成立を固める考え方を前提にします。
監修・確認条件
定格荷重やアウトリガ条件など安全・法規に直結する項目は、メーカーの性能表・仕様資料と、車両に貼付された銘板・注意表示の条件が一致するかを照合して最終確認することを前提にしています。加えて、同じ「4tユニック」でもシャーシ・架装・追加装備(フックや付属品、台木、工具類の積載)で運用条件が変動するため、車両側の実態(積載・総重量)まで含めて判断する流れを推奨します。
まず整理|「性能表で何を判断する記事か」

このページの結論(最短)
- ✅ 「作業半径ごとの吊り能力が現場要件を満たすか」を最優先で確認します。
- ✅ 最大値ではなく「必要半径の欄」で余裕が残るかを見て、成立/不成立を先に固定します。
性能表で判断できること/できないこと
- ✅ 判断できる:作業半径別の吊り能力上限、アウトリガ条件による差、作業範囲の目安、機種差(ブーム仕様・最大作業範囲)。
- ✅ 判断できる:同じ吊り荷でも「張出し条件が変わると成立が入れ替わる」など、条件の影響度合い(どこが境界か)。
- ⚠️ 判断できない:地盤・傾斜・風・障害物・吊り荷の重心や吊り具など、現場条件そのもの(最終判断は別管理)。
- ⚠️ 判断できない:合図・立入管理・作業床の養生など、運用体制で左右される安全管理(別途、作業計画で管理)。
読者がつまずく3つの誤解(4tで増えやすい)
- ⚠️ 最大吊り能力が高い=どの作業半径でも余裕、ではありません。
- ⚠️ 作業半径をブーム長と混同すると、成立/不成立の結論が逆になります。
- ⚠️ アウトリガ条件を読み落とすと、性能を過大評価します。
- ⚠️ 「吊り荷重量だけ」で判断して、吊り具・付属品を後から足して不足になるケースが起きます。
結論と判断軸|最初に見るべきポイントはこの3点

一次判断(Primary)
- ✅ 作業半径ごとの吊り能力が、現場要件(吊り荷と吊り具を含む)を満たすかを確認します。
- ✅ 「必要半径で成立するか」を先に固定すると、機種差の比較や代替案の検討がブレにくくなります。
二次判断(Secondary)
- ✅ アウトリガ張出し条件による性能差を確認します。
- ✅ ブーム段数・最大作業範囲の違い(機種差)を確認します。
- ✅ 4tシャーシでの積載量・車両総重量への影響(法規適合)を確認します。
- ✅ 設置位置の自由度(寄せられる/寄せられない)が必要半径そのものを変える点も合わせて整理します。
判断の順番(迷わないチェック手順)
- 現場で必要な作業半径を「どこからどこへ吊るか」で言語化します(旋回中心から吊り荷位置までの距離として整理します)。
- 必要半径の吊り能力を性能表で確認します(吊り具・付属品込みで考えます)。
- アウトリガ条件(張出し可否)を当てはめ、成立する条件か確認します(張出しが制限される想定なら低い条件で照合します)。
- 4tシャーシ側の制約(積載・総重量)も同時に確認し、運用として成立させます(資材・工具・吊り具の積載も含めます)。
📌 吊り荷重量だけでなく、玉掛け用具・吊り天秤・シャックルなどの吊り具重量も合算して判断します。吊り具込みの合計重量で余裕が残るかを確認すると、現場での判断ミスが減ります。特に「重量が軽い荷でも吊り具が相対的に重い」パターンや、「横持ち・据付で吊り具構成が増える」パターンは、見積もり時点で合算しておくと成立判定が安定します。
性能表の読み方|「作業半径×吊り能力×条件」を正しく対応させる
作業半径とは何か(ズレやすい前提)
作業半径はブームの長さではなく、旋回中心から吊り荷位置までの距離として扱います。作業半径の取り方がずれると、同じ性能表でも結論が逆になりやすくなります。例えば、ブーム先端の到達距離(作業範囲のイメージ)だけで半径を決めると、実際の設置位置や吊り点の位置関係が反映されず、必要半径の欄を誤って選ぶ原因になります。半径は「車両中心(旋回中心)から、吊り荷の重心位置まで」を距離として置き換えるのが基本です。
吊り能力が低下する理由(概念理解でミスを減らす)
- 🧩 作業半径が伸びるほど、定格荷重(吊り能力)は低下します。
- 🧩 同じ半径でも、アウトリガ条件・ブーム角度・仕様条件で表の適用範囲が変わる場合があります。
重要な判断は、短半径の欄ではなく「必要半径の欄」で行います。必要半径で余裕がない場合は、作業計画の見直しや機種変更を優先します。ここでの“余裕”は、単に数値が上回ることだけでなく、「条件が1段悪くなったとき(張出し不足、設置位置の後退、吊り具増加)に成立が崩れないか」という安全側の見立てまで含みます。ギリギリの成立は、現場変動が入った瞬間に不成立へ転ぶため注意が必要です。
アウトリガ条件で性能が変わる理由(4tで影響が出やすい)
- 🧩 アウトリガ張出し条件により、性能は大きく変わります。
- 🧩 現場によっては張出し幅を確保できず、性能表の「低い条件」での判定が実態に近くなります。
アウトリガを十分に張り出せない現場では、性能表の低い条件に切り替わる前提で照合します。張出し条件を先に固定してから、作業半径と吊り能力を当てはめます。初心者がやりがちなミスは、「張出しは後で何とかなる」と考えて最大条件の表で先に成立判定をしてしまうことです。実務では、設置場所の制約(道路幅、敷地端、障害物、養生範囲)で張出しが決まるため、先に条件を落として照合した方が安全側の結論になります。
最大吊り能力の“条件”を読み違えない
- ⚠️ 最大吊り能力は、最短作業半径・最良条件時の数値です。
- ⚠️ 表の「最大」や「最短」付近の数値は、現場で使う半径帯と一致しないことが多い点に注意します。
最大値は「条件が最も良い場合」の代表値であり、必要半径で同じ能力が出ることを意味しません。実務の判断は、必要作業半径の欄で行います。特に「最大値は吊れるが、必要半径の欄では不足する」というズレが起きると、計画の前提(据付位置・搬入導線・荷の分割)が崩れます。最初から必要半径で成立を固定しておくと、後戻りの手間を減らせます。
現場での照合ポイント(性能表だけで終わらせない)
メーカー一次資料(性能表・仕様)と車両表示(銘板・注意表示)で条件一致を確認し、そのうえで現場条件と作業計画に落とし込みます。条件が一致しない場合は、性能表の読み取りが合っていても成立判断がずれるため注意が必要です。たとえば「同じシリーズ名でも仕様違い」「架装の追加で重量配分が変わる」「注意表示に条件が付く」などがあるため、表だけで結論を出さず、車両側の表示で“適用条件が同じか”を必ず揃えます。最後に、地盤・傾斜・風・障害物などの現場条件は性能表の外側で管理し、余裕が少ない場合ほど安全側に条件を寄せて計画します。
仕様・できること/できないこと|4tタダノユニックが現場で使われる理由と限界
「使われる理由」を性能表に紐づけて整理
結論:4tタダノユニックが選ばれやすい理由は、短〜中半径で成立しやすい作業領域を持ち、性能表で可否を整理しやすい点にあります。理由:多くの現場は最大値ではなく、設置条件を含む必要半径で成立するかが重要です。補足:機種によりブーム段数や最大作業範囲が異なるため、得意領域は変わります。具体:想定現場の必要半径を先に決め、アウトリガ条件を当てはめ、必要半径の欄で成立可否を固定します。加えて4tは「運用としての余裕(資材・工具・吊り具の積載や移動)」も考慮しやすく、性能だけでなく運用面の成立が取りやすい点も評価されます。
できる作業の典型パターン(条件付き)
- 短半径での吊り上げ(能力に余裕が出やすい領域)。
- 中半径での据付・横持ち(能力低下を前提に可否判断する領域)。
- 設置位置を寄せられる現場での資材荷下ろし(必要半径を短くできるほど成立しやすい)。
できない/危険になりやすいパターン(条件付き)
- ⚠️ 長半径で「思ったより吊れない」ケース(最大値の誤解が原因になりやすい)。
- ⚠️ アウトリガ制約がある現場(張出し不足で性能が落ちる)。
- ⚠️ 旋回・障害物回避で設置位置が後退し、必要半径が伸びて成立が崩れるケース(計画段階で起きやすい)。
余裕が少ない条件で成立させようとするとリスクが上がります。性能表上で余裕が出ない場合は、安全側で計画変更を優先します。「可能だが注意が必要」な典型は、必要半径の欄でギリギリ成立している状態です。現場では吊り具増加や設置位置の微調整で簡単に余裕が削れるため、余裕が残らない場合は作業条件(寄せる、分割する、機種を上げる)を先に見直します。
代替案の提示(無理に成立させない)
性能表上で成立が難しい場合は、レンタル機の変更、外注クレーン、作業計画(据付位置・搬入導線)の見直しを選択肢に入れます。性能表で成立しない作業を無理に成立させない方針で整理します。たとえば「設置位置を寄せられる導線を確保できるか」「荷を分割して必要半径側の能力に収められるか」「張出し条件を確保できる配置に変えられるか」を検討し、それでも不足する場合は機種変更や外注へ切り替えるのが安全側です。
選び方・比較・実践|導入前に必ず潰すチェックリスト
チェックリスト(導入/中古選定 共通)
- ✅ 現場で必要な最大作業半径(最大条件を先に決めます)。
- ✅ その半径で必要な吊り荷(重量・重心・吊り具を含む)が成立するか確認します。
- ✅ アウトリガ張出し条件が確保できるか確認します(設置場所の制約を含みます)。
- ✅ 4tシャーシの積載量・車両総重量への影響を同時に確認します。
- ✅ 機種ごとのブーム段数・最大作業範囲の差を同条件で比較します。
- ✅ 「設置位置を寄せられない理由(障害物・敷地端・交通導線)」がある場合は、必要半径が伸びる前提で再照合します。
比較表(テンプレ)
| 列(比較軸) | 記入内容 |
|---|---|
| 想定作業(短/中/長半径) | 作業内容を短/中/長で分類します(設置位置を寄せられるかもメモします)。 |
| 必要荷重 | 吊り荷+吊り具込みの合計重量で整理します(据付や横持ちで吊り具が増える想定も含めます)。 |
| アウトリガ条件 | 張出し可否(制限の有無)を固定します(制限があるなら低い条件で判定します)。 |
| 機種候補 | 同条件で比較できる候補を並べます(ブーム段数や最大範囲の差も併記します)。 |
| 成立/不成立 | 必要半径の欄で判定します(最大値の欄では判定しません)。 |
| 注意点(不足理由/代替策) | 不足理由と代替案を必ず残します(寄せられない理由、張出し条件、吊り具増など原因を分解します)。 |
失敗例→回避策(必須)
- ⚠️ 失敗例:最大吊り能力だけ見て選定 → 回避策:必要半径で成立確認します(必要半径の欄で余裕が残るかを固定します)。
- ⚠️ 失敗例:アウトリガ条件を読み落とす → 回避策:張出し条件を先に固定して照合します(現場で張出しが制限される想定なら低い条件で判定します)。
- ⚠️ 失敗例:4tシャーシ制約を後回し → 回避策:積載・総重量と運用(積み荷・工具)を同時に見積もります(吊り具や資材の積載も含めます)。
- ⚠️ 失敗例:設置位置を寄せられない前提を見落とす → 回避策:搬入導線・障害物・敷地端で半径が伸びるケースを先に想定して再照合します。
4tユニックのサイズ感や得意な使いどころを整理してから候補を絞り込みたい場合は、【4tユニックとは】サイズ・能力・使いどころを併せて確認すると、必要条件を同じ尺度で揃えて比較しやすくなります。特に「どの作業を4tで回し、どの作業はレンタルや外注に逃がすか」を先に決めておくと、性能表の見比べが“現場に効く比較”になります。
費用感・レンタル/購入/外注の考え方(条件提示で安全に)
購入が向くケース
結論:作業条件が安定し、性能表上で成立する作業が繰り返される場合は購入が向きます。理由:必要半径と吊り荷条件が固定されるほど、機種選定のブレが減り運用の標準化がしやすいためです。補足:同じ4tでも機種差があるため、必要半径側で余裕が出る機種を優先します。具体:主要現場の必要半径と吊り荷条件を整理し、性能表で成立可否を固定します。あわせて、購入後に「現場が変わって必要半径が伸びた」「張出し条件が取れない現場が増えた」などの変化が起きると、成立が崩れる可能性があるため、導入前に“よくある現場の上限条件”まで想定しておくと安全です。
レンタルが向くケース
結論:現場ごとに必要半径が変わる場合や、アウトリガ制約が読みづらい場合はレンタルが向きます。理由:成立条件が現場で変動するほど、固定機種ではミスマッチが起きやすいためです。補足:必要半径が長い現場が混ざる場合は、現場ごとに機種を切り替えられる点がメリットになります。具体:現場ごとの必要半径とアウトリガ条件を整理し、不成立の現場だけ機種変更で対応します。特に「寄せられない現場(障害物・敷地端・交通導線)」が混ざると半径が伸びやすく、4tの得意領域から外れる可能性があるため、レンタルで機種を上げる運用は合理的です。
外注が向くケース
結論:長半径・高所など性能表上も余裕が少ない領域は外注が向きます。理由:余裕が少ない作業は現場条件の影響が大きく、安全側の計画が重要になるためです。補足:無理に成立させず、作業計画ごと外注に乗せた方がリスクを下げやすいケースがあります。具体:性能表で余裕が出ない作業は、計画段階で外注を選択肢に入れます。なお「性能表では成立しているが余裕がほとんどない」場合も、現場変動(張出し不足・風・地盤・吊り具増加)で不成立へ転ぶ可能性があるため、外注を含めた安全側の選択肢を残しておくと判断が硬くなります。
コスト比較より先に確認すべき条件
「成立する作業か」を性能表で先に確定してから、調達手段(購入・レンタル・外注)を比較します。成立しない作業は、費用以前に計画見直しが必要です。初心者が陥りやすいのは、レンタル単価や購入価格の比較を先に行い、後で「必要半径の欄で不足していた」と判明して計画が戻ることです。先に半径・荷重・張出し条件の3点で成立を固定し、その後に調達手段を当てはめる順番が安全です。
安全・法規・資格の注意(YMYL配慮:確認手順)
安全(最低限の確認観点)
- ⚠️ アウトリガ設置条件、地盤、傾斜、周囲障害、風などは性能表とは別の現場条件として管理します。
- ⚠️ 吊り荷の重心・吊り点・吊り具構成(天秤・シャックル等)で実負荷や姿勢が変わるため、性能表の成立だけで終わらせないようにします。
性能表は「条件が整った場合の上限」です。現場条件が悪い場合は、性能表上で成立していても実務では成立しない可能性があります。現場条件は作業計画で別管理します。とくに、地盤が不安定・傾斜がある・養生が必要・周辺に障害物がある場合は、設置位置が想定より後退し作業半径が伸びることがあります。半径が伸びれば吊り能力は低下するため、現場条件が厳しいほど「必要半径が伸びる前提」で安全側に照合します。
法規(4tシャーシの制約と絡む点)
- ⚠️ 4tシャーシでは積載量・車両総重量の制限を同時に確認します。
- ⚠️ 架装や装備、積み荷(資材・工具・吊り具)で実態が変わるため、「運用状態」で成立しているかを確認します。
4tユニックは架装条件により積載や総重量の余裕が変わります。運用では、積み荷だけでなく工具・資材・吊り具を含めた状態で成立させる必要があります。車検証などの車両情報で確認します。ありがちな誤認は「4t=積載4t」という扱いをしてしまうことです。実際の最大積載量や総重量の余裕は車両ごとに異なるため、必ず車両情報(車検証)と現場の積載実態(吊り具・資材・工具)を突き合わせて、法規上の上限を超えない運用にします。
資格・運用(断定せず「確認」設計)
作業内容・機材条件により必要な資格や特別教育は変わるため、現場ルールと法令要件を確認します。吊り荷・吊り具・合図・作業計画の体制が関係する場合は、現場の運用手順に沿って確認します。たとえば、荷を掛ける作業(玉掛け)や合図者の配置などは、現場のルールと作業計画で管理されるため、「誰が何を担当するか」を含めて確認します。
最終確認のルール
メーカー一次資料(性能表)→車両表示(銘板・注意表示)→現場条件→作業計画の順で確認し、成立可否を安全側で固めます。性能表上で余裕が少ない場合は、計画側で条件を変える判断を優先します。初心者が起こしやすいミスは、性能表の成立だけで計画を確定し、現場で張出し不足や設置位置の後退が発生して成立が崩れることです。最終確認では「張出しが制限されたら」「設置位置が下がったら」「吊り具が増えたら」といった変動を想定し、成立が維持できる条件かを確認します。
FAQ(簡潔回答)
Q. 最大吊り能力が高ければ安心?
A. いいえ。最大値は最短作業半径・最良条件の数値で、必要半径で成立するかが判断軸です。
次に確認すべきポイント:現場の「必要作業半径」を距離で出し、その半径の欄で吊り具込み重量が上限を下回るか確認します。
Q. 作業半径が分からない場合は?
A. 「どこからどこへ吊るか」を先に決め、距離として見積もって性能表に当てはめます。
次に確認すべきポイント:設置位置が寄せられない要因(障害物・敷地端・交通導線)があるなら、半径が伸びる前提で再見積もりします。
Q. アウトリガを十分に張り出せない現場は?
A. 性能が落ちる前提で再照合し、成立しなければ計画変更や代替手段を選びます。
次に確認すべきポイント:張出し制限時の条件(低い条件)で、必要半径の欄が成立しているかを先に固定します。
Q. 機種差(ブーム段数/作業範囲)はどこで判断する?
A. 性能表と仕様(ブーム段数・最大作業範囲)を同条件で並べ、必要半径側で余裕が出る機種を選びます。
次に確認すべきポイント:比較するときは“最大値”ではなく、同じアウトリガ条件・同じ必要半径の欄で差を見るようにします。
Q. 4tシャーシでも問題なく使える?
A. 性能だけでなく、積載量・車両総重量の制限も同時に確認する必要があります。
次に確認すべきポイント:車検証で最大積載量・車両総重量を確認し、資材・工具・吊り具を積んだ運用状態で上限を超えないか見積もります。
Q. 中古選定で性能表以外に見るべき点は?
A. 性能表上の成立に加え、車両側の表示(銘板・注意表示)や仕様が一致しているかを確認します。
次に確認すべきポイント:性能表の条件(アウトリガ条件・仕様)と、車両の銘板・注意表示の条件が一致しているかを照合します。
まとめ & CTA(要点→次の行動)
- ✅ 判断軸は「作業半径ごとの吊り能力」です。
- ✅ アウトリガ条件により性能は大きく変わります。
- ✅ 4tシャーシの積載量・車両総重量も同時に確認します。
- ✅ 機種差は同条件で比較し、必要半径側で余裕が出る機種を選びます。
- ✅ 成立がギリギリの場合は、設置位置の後退や吊り具増加で不成立へ転ぶため、計画側で条件を変える判断が有効です。
🧭 次の行動:現場の必要作業半径と吊り荷条件(吊り具含む)を先に整理し、候補のタダノ4tユニック性能表でアウトリガ条件まで含めて成立可否をチェックします。不成立の場合は、レンタル機種変更や外注を選択肢に入れて計画します。あわせて、張出し制限や設置位置の後退など“現場で起きがちな変動”を想定し、必要半径の欄で余裕が残る条件かを確認すると、導入後の手戻りを減らせます。


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