タダノユニックの性能表を見るときに最初に確認したいのは、「最大吊り能力」だけではない。2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tなど車格名で探している場合も、車格だけで性能を一律に決めず、自車両に架装されているクレーン型式と公式資料を一致させることが重要である。
結論:タダノユニックの性能表は、クレーン型式を特定したうえで、最大クレーン容量・作業半径・ブーム長さ・アウトリガー張出幅・作業領域・つり具込み重量をセットで読む。

たとえば「2.93t×2.6m(4本掛)」は、2.93tをどの条件でも吊れるという意味ではない。タダノ公式のZX300 seriesでは、ZX304が2.93t×2.6mである一方、ZX303は2.93t×2.7m、ZX305・ZX306は2.93t×2.4mと、同じ2.93t級でも型式・ブーム段数によって最大クレーン容量が成立する作業半径が異なる。
そのため、最初に自車両のクレーン型式を確認し、タダノ公式 ZX300 seriesやタダノ公式のカーゴクレーン仕様書など、対象型式に合う資料で確認する。
タダノユニックのシリーズや基本的な特徴から確認したい場合は、タダノユニックの基本情報を確認すると、性能表を見る前に対象機種を整理しやすい。
メーカーを限定せず吊り能力と作業半径の基本を整理したい場合は、ユニック車の能力表で吊り能力と作業半径の考え方を確認すると、性能表の読み違いを減らしやすい。
本記事では、タダノの性能表・カタログを探す入口として、型式の確認方法、2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tなど車格別に探すときの注意点、作業半径・定格総荷重・アウトリガー条件の読み方を整理する。4tタダノの型式・ブーム段数・個別仕様を詳しく確認したい場合は、専用記事へ進める構成としている。
- ✅ 著者:ユニック車ガイド編集部(現場運用・安全配慮・点検手配の観点で編集)
- ✅ スタンス:性能表は判断材料の一部として扱い、型式・作業半径・アウトリガー条件・現場条件を照合して安全側に判断する
- ⚠️ 監修条件:機械操作と安全に直結するため、性能表・取扱説明書・カタログを起点にし、不明点はメーカー窓口・整備事業者・現場ルールで照合する前提で運用する
- タダノユニック性能表の結論|4tなど車格だけでなく型式で確認する
- タダノの性能表・カタログを確認する方法|型式と公式資料を合わせる
- 性能表で確認する項目|作業半径・定格荷重・ブーム・アウトリガー
- タダノの車格別性能表|2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tの探し方
- 作業半径で吊り能力が下がる理由|2.93tをそのまま使わない
- 現場での読み取り手順|7ステップで確認する
- 性能表でできること・できないこと
- 性能表で余裕が出ない場合|設置位置変更・車両変更・外注を検討する
- 安全・法規・資格の注意|性能表だけで作業可否を決めない
- タダノユニック性能表のよくある質問
- まとめ|車格ではなく型式に合うタダノ公式性能表で確認する
- 出典・参考情報
タダノユニック性能表の結論|4tなど車格だけでなく型式で確認する
結論:タダノユニックの性能表は、「4tだからこの能力」と車格だけで決めるのではなく、クレーン型式を確認して、作業半径ごとの定格総荷重を読む。
理由:同じ2.93t級でも、型式・ブーム段数・アウトリガー条件などで性能が異なる。さらに、作業半径が伸びるほど吊り上げ能力は小さくなるため、最大値だけを抜き出して作業可否を判断できない。
具体例:タダノ公式のZX300 seriesでは、空車時最大クレーン容量がZX303は2.93t×2.7m、ZX304は2.93t×2.6m、ZX305・ZX306は2.93t×2.4mと示されている。いずれも4本掛の値だが、同じ「2.93t」でも成立する作業半径が同一ではない。
したがって、性能表を見る順番は「車格名から推測する」のではなく、クレーン型式を確認 → 対応する公式資料を開く → ブーム長さ・作業半径・アウトリガー条件・作業領域を照合 → 定格総荷重を確認とする。
4tユニックでタダノの型式・ブーム段数・具体的な性能差を詳しく確認したい場合は、タダノ4tユニックの性能表で型式別の作業半径・定格荷重を確認する。本記事は4tを含む複数車格の「タダノ性能表」の入口を担当する。
性能表で最初に押さえる3点
- ✅ 2t・3t・4tなどの車格名だけで性能を決めず、実機のクレーン型式を確認する
- ✅ 最大クレーン容量は、荷重とその荷重を吊れる作業半径をセットで読む
- ✅ 作業半径・ブーム長さ・アウトリガー張出幅・作業領域・つり具質量を同時に確認する
タダノの性能表・カタログを確認する方法|型式と公式資料を合わせる

結論:性能表の数値を読む前に、車両・クレーン型式と参照する公式資料を一致させる必要がある。
型式や仕様が違う性能表を見てしまうと、作業半径や定格総荷重の読み取りが成立しない。同じタダノでも、シリーズ・型式・ブーム段数・架装条件・アウトリガー条件などで前提が変わる。
確認の流れは、「銘板などでクレーン型式を確認 → タダノ公式の製品ページまたはカタログを確認 → 対応する仕様書を開く → 型式・ブーム・条件が一致していることを確認 → 定格総荷重表を読む」の順にすると分かりやすい。
現行カーゴクレーンは、タダノ公式のカーゴクレーン製品一覧やタダノ公式の製品カタログからシリーズを確認できる。旧型製品は、タダノのデータ提供サービスが確認先になる。
ただし、タダノのデータ提供サービスでは、同じ型式でも異なる仕様があり、提供仕様書は参考程度として、実際に使用する機械の仕様書で確認するよう案内されている。型式名が一致していても、実機の仕様確認を省略しない。
たとえばZX300 seriesではZX303・ZX304・ZX305・ZX306が3段・4段・5段・6段に分かれる。4t級の具体的な型式別数値は、本記事で大量に重複させず、タダノ4tユニックの性能表で詳しく確認する。
性能表が手元にない場合は、独断で過去の表や似た車格の表を流用せず、タダノユニック カタログで確認できる内容と入手方法を確認する、またはタダノユニック 取扱説明書の入手方法と確認ポイントを確認する流れで、照合の起点を作る。
見る前のチェックリスト
- ✅ 車両型式とクレーン型式を確認する
- ✅ 現行型か旧型かを確認する
- ✅ 性能表・カタログ・取扱説明書の対象型式と仕様を確認する
- ✅ 荷の実重量を確認する
- ✅ つり具・フック・吊り方を確認する
- ✅ 作業半径を確認する
- ✅ アウトリガーをどこまで張れるか確認する
- ✅ 地盤・傾斜・障害物・動線を確認する
- ✅ 不明点の照合先を決める
性能表で確認する項目|作業半径・定格荷重・ブーム・アウトリガー
結論:性能表は、1つの数字だけを抜き出すのではなく、複数の条件を同時に確認する資料である。
タダノの公式仕様書では、定格総荷重表は水平な堅い地面にクレーンを水平に設置した場合の性能として示され、性能はアウトリガーの張出幅などによって変わる。また、定格総荷重にはフックなどのつり具の質量が含まれる。
そのため、荷物本体の重さだけで「吊れる」と判断せず、作業半径・ブーム長さ・アウトリガー張出幅・作業領域・フックやつり具の重さをまとめて確認する必要がある。
4tの定格荷重表そのものの読み方は、4tユニックの定格荷重表を確認する。作業半径の定義・測り方を詳しく確認したい場合は、4tユニックの作業半径を確認する。
| 項目 | 読み方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 最大定格総荷重 | 例:2.93t×2.6m(4本掛)のように、荷重と半径をセットで読む | 常に2.93t吊れるという意味ではない |
| 作業半径 | クレーン旋回中心からフック中心までの水平距離として確認する | 定格総荷重表ではブームのたわみを含んだ実際の作業半径を確認する |
| ブーム長さ | 表示長さに対して該当する欄を見る | タダノ公式仕様書では、表示されたブーム長さを少しでも超えた場合は次のブーム長さの性能で作業するよう示されている |
| アウトリガー張出幅 | 最大・中間・最小など、実際の張出条件に対応する性能を見る | 最大張出できない現場では、最大張出時の数値をそのまま使わない |
| 作業領域 | 前方・側方・後方について、対象型式の注記を確認する | 前方領域に能力制限や作業禁止条件が設定される型式がある |
| つり具・フック質量 | 荷物だけでなく、フックやつり具を含めて定格総荷重と比較する | 本記事で参照するタダノZest EXシリーズ仕様書の定格総荷重表では、つり具等とフック質量30kgを含む値として示されている。対象型式の表で確認する |
アウトリガー条件を混在させない
アウトリガー張出幅は、最大・中間・最小などで性能表の該当欄が変わる。具体的な張出幅や中間張出の区分は型式・仕様によって異なるため、別型式の数値を組み合わせてはいけない。
現場で最大張出ができない場合に、最大張出時の数値をそのまま使うと前提条件が崩れる。実際に確保できる張出条件と、自車両の定格総荷重表の区分を一致させて読み直す。
タダノの車格別性能表|2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tの探し方
結論:2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tなどの車格名でタダノユニックの性能表を探す場合も、最終的には実機のクレーン型式・ブーム段数・架装条件を特定して公式資料を確認する。
検索で使われる「2tユニック」「4tユニック」「8tユニック」などの呼び方は、クレーン型式そのものではない。タダノ公式の現行カーゴクレーンは、小型トラック架装用、中型トラック架装用、大型トラック架装用などで整理されており、架装対象車もシリーズごとに示されている。
そのため、似た車格の性能値を流用するのではなく、まず実機の型式を確認する。専用記事がある車格はそこで詳しく確認し、6t・7t・8tなど専用記事がない車格は、タダノ公式のカーゴクレーン製品一覧やデータ提供サービスから該当型式を照合する。
特に4t系検索は本記事でも概要回答を残し、ZX303〜ZX306などの型式・ブーム段数・作業半径・定格荷重を詳しく確認する段階で専用記事へ進む。
| 検索する車格 | 確認する内容 | 確認先 |
|---|---|---|
| 2tユニック | 小型車級で使われるクレーン型式・作業半径・吊り能力を実機に合わせて確認 | タダノ2tユニックの性能表で能力の目安と使いどころを確認する |
| 3tユニック | 車両側の呼び方だけで決めず、クレーン型式・作業範囲・吊り能力を確認 | タダノ3tユニックの性能表で吊り能力と作業範囲の目安を確認する |
| 4tユニック | ZX303〜ZX306などの型式・ブーム段数・作業半径・定格荷重を詳しく確認 | タダノ4tユニックの性能表で型式別の作業半径・定格荷重を確認する |
| 6tユニック | 実機のクレーン型式・架装条件を確認し、対象シリーズの公式仕様書を照合 | タダノ公式の製品一覧・カタログ・データ提供サービスで型式を確認 |
| 7tユニック | 車格名から性能を推測せず、クレーン型式・ブーム段数・アウトリガー条件を確認 | タダノ公式の製品一覧・カタログ・データ提供サービスで型式を確認 |
| 8tユニック | 中型トラック架装用を含む候補から、実機の型式・架装対象・仕様を照合 | タダノ公式の製品一覧・カタログ・データ提供サービスで型式を確認 |
| 10tユニック | 大型車級で使われるクレーン型式・作業範囲・吊り能力を実機に合わせて確認 | タダノ10tユニックの性能表で大型現場の判断ポイントを確認する |
4t検索の読者へ:本記事では「4tユニック 性能表 タダノ」の検索意図にも概要回答を残している。4tの型式・ブーム段数まで特定して比較する場合は、タダノ4t専用記事へ進む。
メーカーを限定せず4tユニック全体を確認したい場合:4tユニックの性能表で能力表の見方と数値判断の基本を確認すると、タダノ以外も含めた4tユニック性能・能力クラスタへ戻れる。
作業半径で吊り能力が下がる理由|2.93tをそのまま使わない

結論:2.93tという最大値を見ても、作業半径が伸びれば同じ重さを吊れるとは限らない。
理由:荷を遠くへ出すほどクレーンにかかるモーメントが大きくなり、性能表上の定格総荷重は小さくなるためである。タダノ公式仕様書でも、作業半径が大きくなるほどつり上げ能力は小さくなることが示されている。
さらに、同じ2.93t級でも、ZX300 seriesではZX303・ZX304・ZX305・ZX306で最大クレーン容量が成立する作業半径が異なる。したがって「タダノの2.93tなら○mまで」と一律に決めず、自車両の型式に対応する定格総荷重表を確認する。
作業半径そのものの定義・測り方を詳しく確認する場合は、4tユニックの作業半径を確認する。4tで実際に何kg吊れるかを作業半径別に考えたい場合は、4tユニックの吊り上げ荷重を確認する。
タダノ4tの型式・ブーム段数・具体的な性能値を確認する場合は、タダノ4tユニックの性能表で型式別に確認する。
「届く」と「吊れる」は別
- ✅ ブームが届いても、作業半径が伸びれば吊り能力は下がる
- ✅ 荷の実重量だけでなく、フック・つり具・吊り方も含めて考える
- ⚠️ 数値に余裕が少ない場合は、設置位置変更や車両変更を検討する
現場での読み取り手順|7ステップで確認する
結論:現場では、性能表の読み取り順を固定すると判断がブレにくい。
読む人によって結論が変わる状態では、条件差分が出たときに判断が止まりやすい。銘板・型式の確認から始め、公式資料との一致、荷の実重量、つり具重量、作業半径、アウトリガー張出幅を順番に確認する。
数値に余裕がない場合は、無理に続行せず、設置位置変更、荷の分割、車両変更、外注などへ戻る。
| 手順 | 確認内容 | 止めどころ |
|---|---|---|
| 1 | 銘板・クレーン型式を確認 | 型式が不明なら性能表の読み取りに進まない |
| 2 | タダノ公式の製品ページ・性能表・仕様書の対象型式を確認 | 適合不明なら照合に戻る |
| 3 | 荷の実重量+つり具重量を確認 | 荷だけでなくフック・玉掛け用具等も含めて確認する |
| 4 | 作業半径を測る | 目測だけで決めず、旋回中心からフック中心までの水平距離を基準に確認する |
| 5 | アウトリガー張出条件を決める | 最大張出できないなら最大時の性能を使わない |
| 6 | 該当欄の定格総荷重を確認 | ブーム長さ・作業領域・注記も同時に見る |
| 7 | 余裕がない場合は設置位置・車両・外注を再検討 | 数値が近い場合は安全側に戻る |
失敗例 → 回避策
- ⚠️ 失敗例:最大値だけで判断 → 条件違いで数値が適用できず停止
- ✅ 回避策:型式・公式資料の一致確認 → 前提条件を固定 → 条件差分は照合に戻る
- ⚠️ 失敗例:作業半径の取り方が曖昧 → 該当欄を読み違える
- ✅ 回避策:作業半径の定義を先に確認 → 現場の測り方も統一 → 記録を残す
- ⚠️ 失敗例:適合不明の表を流用 → 前提条件が崩れる
- ✅ 回避策:銘板・台帳で型式特定 → タダノ公式資料で一致確認 → 不明点が残る場合は作業を進めない
性能表でできること・できないこと
結論:性能表は、作業計画の重要な根拠になる一方、現場条件を自動的に満たす資料ではない。
性能表で確認できるのは、条件下の定格総荷重や、作業半径ごとの能力低下、アウトリガー条件別の能力差などである。一方で、地盤の強さ、障害物、作業動線、資格、点検、現場ルールまで含めた作業可否を、性能表だけで断定することはできない。
特に、適合不明の表の流用、最大値だけの抜き取り、前提条件の推測での穴埋めは避ける。
| 区分 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| できること | 条件下の定格総荷重を確認する / 作業半径ごとの能力低下を確認する / アウトリガー条件別の能力差を見る / 作業計画の根拠にする | 型式・仕様・前提条件が一致していることが前提 |
| できないこと | 現場条件を無視して作業可否を断定する / 適合不明の性能表を流用する / 最大値だけで判断する / 資格・点検・地盤・現場ルールを省略する | 条件差分が残る場合は照合に戻る |
前方領域にも注意する
タダノの仕様書では、型式・仕様によって前方領域の空車時定格総荷重に制限が設けられたり、特定のブーム長では前方作業が禁止されたりする例がある。
「側方・後方で読める数値」と「前方でも使える数値」が同じとは限らないため、具体的な割合や禁止条件は自車両に該当する定格総荷重表の注記を必ず確認する。
性能表で余裕が出ない場合|設置位置変更・車両変更・外注を検討する
結論:性能表で余裕が出ない場合は、数値を都合よく読み替えず、作業計画を戻す。
性能表上の余裕が少ないときに、荷の重さや作業半径を楽観的に見積もると、現場で停止しやすい。作業半径を短くできるか、荷を分けられるか、アウトリガー条件を改善できるかを確認し、それでも難しい場合は上位車両や外注を検討する。
性能表が適合しているか判断できない場合も、似た型式の数値へ置き換えず、型式確認と公式資料の照合へ戻る。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 作業半径を短くできる | 設置位置を再検討する |
| 荷を分けられる | 分割搬入・分割吊りを検討する |
| アウトリガー条件が合わない | 車両変更・別設置場所を検討する |
| 性能表上の余裕が少ない | 無理に続行せず外注・上位車両を検討する |
| 性能表が適合しているか不明 | 型式特定と公式資料の照合に戻る |
安全・法規・資格の注意|性能表だけで作業可否を決めない
結論:性能表は能力の資料であり、法規・資格・点検・現場制約を自動的に満たす資料ではない。
「性能表の数字がある=作業してよい」ではない。厚生労働省の資格区分では、移動式クレーンの運転は、つり上げ荷重0.5t以上1t未満では特別教育、1t以上5t未満では移動式クレーン運転士免許または小型移動式クレーン運転技能講習、5t以上では移動式クレーン運転士免許が関係する。道路上を走行させる場合は、別途、道路交通法上の運転免許も確認する。
玉掛けもクレーンの運転資格とは別に確認が必要である。つり上げ荷重1t以上のクレーン等の玉掛けは玉掛け技能講習、0.5t以上1t未満は玉掛け特別教育が資格区分の基準になる。詳細は、厚生労働省 香川労働局の資格一覧など最新の公的情報で確認する。
また、移動式クレーンには1年以内ごとの定期自主検査、1月以内ごとの定期自主検査、その日の作業開始前の点検が定められている。詳細は厚生労働省「クレーン等安全規則」で確認する。
性能表が成立していても、地盤、障害物、吊り方向、作業者の資格、点検状態、現場ルールなどに問題があれば作業可否は別判断となる。不明点が残る場合は、性能表だけで作業を進めず確認に戻る。
性能表とは別に確認する項目
- ⚠️ 移動式クレーンの運転資格・教育区分
- ⚠️ 玉掛けに必要な資格・教育区分
- ⚠️ 1年以内ごと・1月以内ごとの定期自主検査
- ⚠️ その日の作業開始前の点検
- ⚠️ 地盤・障害物・作業領域・現場ルール
タダノユニック性能表のよくある質問
Q1:タダノユニックの2.93tは何mまで吊れる?
A:型式・ブーム長・アウトリガー条件などで変わる。タダノ公式のZX300 seriesの空車時最大クレーン容量では、ZX303が2.93t×2.7m、ZX304が2.93t×2.6m、ZX305・ZX306が2.93t×2.4m(いずれも4本掛)と示されている。2.93tを任意の距離で吊れるという意味ではないため、自車両の型式と定格総荷重表を確認する。
Q2:作業半径が伸びると吊り能力はどれくらい下がる?
A:型式・ブーム長・アウトリガー条件によって異なる。作業半径が伸びるほど定格総荷重は小さくなるため、一般的な目安だけで判断せず、自車両に対応するタダノ公式の定格総荷重表で確認する。
Q3:性能表の数値にフックやつり具の重さは含まれる?
A:本記事で参照するタダノZest EXシリーズ仕様書では、空車時定格総荷重の値にフックなどのつり具の質量が含まれると説明されている。荷物本体の重さだけで判断せず、実際に使用する機械の仕様書・定格総荷重表を確認する。
Q4:アウトリガーを最大に張れない場合はどう見る?
A:最大張出時の性能をそのまま使わず、中間張出・最小張出など、現場で実際に確保できる条件に対応する性能を確認する。具体的な張出幅と区分は型式・仕様によって異なるため、自車両の定格総荷重表と張出条件を一致させる。
Q5:性能表だけで作業可否を決めてもよい?
A:性能表だけで作業可否を決めるのは避ける。資格、玉掛け、点検、地盤、障害物、作業領域、現場ルールを別に確認し、不明点が残る場合は作業を進めず照合に戻る判断が必要になる。
まとめ|車格ではなく型式に合うタダノ公式性能表で確認する
結論:タダノユニックの性能表は、2t・3t・4t・6t・7t・8t・10tなどの車格名だけで決めるのではなく、実機のクレーン型式を特定し、作業半径・ブーム長さ・アウトリガー張出条件・作業領域・つり具込み重量をセットで確認する。
2.93tなどの最大値も、型式によって成立する作業半径が異なる。ZX300 seriesではZX303・ZX304・ZX305・ZX306で最大クレーン容量の条件が同一ではないため、「タダノ2.93tなら同じ」と考えず、自車両の性能表を確認する。
最初にクレーン型式を確認し、タダノ公式の製品ページ・カタログ・仕様書から該当資料を選ぶ。旧型や仕様差がある場合は、データ提供サービスだけで確定せず、実際に使用する機械の仕様書・定格総荷重表で照合する。
4t級でZX303〜ZX306などの型式・ブーム段数・作業半径・定格荷重を詳しく確認したい場合は、タダノ4tユニックの性能表で型式別に確認する。メーカーを限定しない4t性能表の基本は、4tユニックの性能表で確認できる。
迷った場合は、最大値を都合よく読むのではなく、型式・公式仕様書・実機の定格総荷重表・取扱説明書・メーカー窓口・整備事業者・現場ルールで照合に戻る。
- ✅ 2t・3t・4tなど車格名だけでなく、最初にクレーン型式を確認する
- ✅ 最大クレーン容量は「荷重×その荷重を吊れる作業半径」で読む
- ✅ 作業半径が伸びるほど吊り能力は下がる
- ✅ 荷の実重量だけでなく、フック・つり具の質量も含めて確認する
- ✅ アウトリガー条件・作業領域・ブーム長さを混在させない
- ✅ 4t詳細はタダノ4t専用記事、一般的な4t性能表は4t親記事で確認する
- ✅ 性能表だけでなく、資格・点検・現場条件を別に確認する
出典・参考情報
| リンク名 | 参照内容 |
|---|---|
| タダノ カーゴクレーン製品一覧(公式) | 小型・中型・大型トラック架装用の現行カーゴクレーン製品区分と、旧型製品の確認先を確認。 |
| タダノ ZX300 series(公式) | ZX303〜ZX306のブーム段数、空車時最大クレーン容量、最大地上揚程、最大作業半径などの主要諸元を確認。 |
| タダノ 製品カタログ(公式) | 現行カーゴクレーンのシリーズ別カタログ・PDF確認先を確認。 |
| タダノ データ提供サービス(公式) | 旧型を含む仕様書等の確認先。同じ型式でも異なる仕様があるため、実際に使用する機械の仕様書で確認する注意事項を確認。 |
| タダノ カーゴクレーン Zest EXシリーズ仕様書 | 最大クレーン容量、作業半径、ブーム長さ、定格総荷重、アウトリガー条件、つり具質量、作業領域などを確認。 |
| 厚生労働省|クレーン等安全規則 | 移動式クレーンの定期自主検査、作業開始前点検などを確認。 |
| 厚生労働省 香川労働局|労働安全衛生法の資格等一覧 | 移動式クレーンのつり上げ荷重別の免許・技能講習・特別教育、および玉掛けの資格区分を確認。 |


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