2トントラックを1日だけ借りる場合、「24時間でいくらかかるのか」「普通免許で運転できるのか」「受取から返却まで何をすればよいのか」が気になりやすいところです。
24時間基本料金は、標準的な平ボディで約16,000~18,000円、標準的な箱車で約20,000~24,000円、ロング・ワイドで約28,000~34,000円が公式料金例の目安です。ただし、免責補償料、燃料代、高速料金、オプション料金、延長料金などが別途加わることがあります。
また、「2トントラック」という通称だけでは、必要な免許や実際の車両寸法を判断できません。予約前に免許証の取得時期と条件を確認し、貸出予定車両の車両総重量・最大積載量と照合する必要があります。
この記事では、2トントラックを1日借りる場合の料金目安、基本料金以外にかかる費用、予約前の確認項目、受取・利用・給油・返却の流れを順番に解説します。
著者情報・記事の方針
ユニック車ガイド編集部が、現場手配や小型トラック運用の実務を想定して、1日レンタルの判断に必要な情報を整理しています。
公式料金例を基に基本料金の目安を示し、免許、車両条件、補償、燃料、高速料金、オプション、延長料金を分けて説明します。実際の料金と契約条件は、予約時に利用店舗の最新案内、見積書、貸渡約款を確認してください。
2トントラックの1日レンタル料金は約1.6万~3.4万円

2トントラックの24時間基本料金は、車体の大きさや荷台の種類によって変わります。標準的な平ボディは比較的安く、箱車、ロング、ワイドになるほど高くなる傾向があります。
次の金額は、2026年6月14日時点で確認できる複数社の公式通常料金例を基に、分かりやすく丸めた目安です。
| 車両タイプ | 24時間基本料金の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 2t平ボディ・標準 | 約16,000~18,000円 | 資材、家具、屋外荷物 |
| 2t箱車・標準 | 約20,000~24,000円 | 引っ越し、雨を避けたい荷物 |
| 2tロング・ワイド | 約28,000~34,000円 | 荷物量が多い引っ越し・業務 |
料金表を見る際の注意点
- 全国一律の料金ではありません。
- 地域、店舗、車型、グレード、会員割引、曜日、繁忙期などで変わります。
- 免責補償料、燃料代、高速料金、オプション料金を含まない場合があります。
- 予約時には、利用店舗の最新料金と貸渡条件を確認してください。
2t平ボディ・標準は約1.6万~1.8万円
標準キャブ・標準デッキの2t平ボディは、公式料金例では24時間約16,000~18,000円です。荷台に屋根や箱がないため、資材、植木、家具など、高さのある荷物や屋外作業で扱う荷物に向いています。
一方で、雨や風の影響を受けやすく、荷物の養生やシート、ロープによる固定が必要です。シートやロープが有料オプションの場合は、基本料金と分けて確認します。
2t箱車・標準は約2万~2.4万円
標準的なアルミバンなどの箱車は、24時間約20,000~24,000円が公式料金例の目安です。荷室が囲われているため、引っ越し、家電、段ボール、雨にぬらしたくない荷物の運搬に適しています。
平ボディより車高が高くなりやすいため、立体駐車場、低い高架、軒下、倉庫入口などの高さ制限に注意が必要です。
ロング・ワイドは約2.8万~3.4万円
荷台が長いロング車や、車幅の広いワイド車は、24時間約28,000~34,000円が公式料金例の目安です。荷物を多く積みやすい反面、車体が長く、内輪差や後退時の死角も大きくなります。
同じ「2tロング」でも、平ボディ、アルミバン、ダブルキャブなどで料金と必要免許が異なるため、車名だけでなく貸出車両の仕様を確認してください。
料金は地域・店舗・車型・利用日で変わる
レンタカー料金は、同じ会社でも東京など一部地域で別料金が設定されることがあります。標準グレードと特殊装備付き車両でも金額が変わります。
また、「1日」が必ず24時間を意味するとは限りません。6時間、10時間、12時間、24時間といった料金区分が用意されている会社もあります。短時間料金を含めた料金体系の違いは、6時間・12時間・24時間などの料金体系を比較する記事で確認できます。
1日の支払総額に加わる費用
実際に支払う金額は、24時間基本料金だけでは決まりません。一般的には、次の費用を加えて総額を確認します。
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 利用時間、車型、地域、利用日 |
| 免責補償料 | 加入料、免責される範囲、対象外条件 |
| 燃料代 | 燃料の種類、満タン返却の方法 |
| 高速料金 | 走行経路、ETCカードの用意、料金区分 |
| オプション料金 | 台車、ロープ、シート、ETCカードなど |
| 延長料金 | 1時間単価、連絡期限、営業時間内返却 |
| 距離料金 | 設定の有無、距離上限、超過単価 |
購入、リース、中古車、レンタルを含めて費用全体を比べたい場合は、購入・リース・レンタルを含めた2トントラックの費用全体も参考になります。
免責補償料
レンタカーの基本料金には一定の保険・補償が含まれていても、対物や車両補償に免責額が設定されていることがあります。CDWなどの免責補償制度は、その免責額の負担を軽減または免除する制度です。
公式料金の一例では、2t以上のトラック、アルミバン、架装車などのCDW加入料が24時間につき2,200円と設定されています。金額や対象車種は会社によって異なるため、予約時に確認してください。
燃料代と高速料金
燃料代と高速道路料金は、基本料金とは別に利用者が負担するのが一般的です。予定走行距離を把握すると、燃料費だけでなく移動時間や給油時間も見積もりやすくなります。
2トントラックには軽油を使用する車両が多いものの、貸出車両によって油種が異なる可能性があります。出発前に給油口や貸渡証で指定燃料を確認してください。
台車・ロープ・シートなどのオプション料金
引っ越しや荷物運搬では、台車、荷締めベルト、ロープ、シート、毛布、ETCカードなどが必要になることがあります。無料貸出か有料オプションかは店舗によって異なります。
必要な用品を当日に追加しようとして在庫がないこともあるため、予約時に荷物の種類と必要数を伝えておくと安心です。
返却遅れによる延長料金
公式料金例では、2tクラスの延長料金は約2,000~4,600円/時間です。標準車よりロング・ワイドや大きな車型の方が、1時間あたりの延長料金も高くなる傾向があります。
返却時刻を無断で過ぎると、通常の超過料金とは別に違約料金が発生したり、補償が適用されなくなったりする可能性があります。遅れそうな場合は、返却予定時刻より前に出発店舗へ連絡してください。
距離料金は会社・プランによって異なる
走行距離による追加料金は、すべてのレンタカー会社で発生するものではありません。距離制限や距離料金を設定していない会社もあります。
距離制限があるプランを利用する場合は、無料または基本料金に含まれる距離、超過単価、計算単位、上限を確認します。距離料金がない場合でも、予定走行距離は燃料費と返却時刻を見積もるために必要です。
予約前に確認する5項目
予約前に、料金だけでなく免許、車型、時間、荷物、店舗条件を確認します。特に免許条件を確認せず予約すると、当日に貸出を受けられない可能性があります。
運転免許と貸出車両の車両総重量
「2トントラック」という通称だけでは、普通免許で運転できるかを判断できません。確認するのは、免許証の取得時期と条件、貸出車両の車両総重量、最大積載量、乗車定員です。
2017年3月12日以降に取得した普通免許で運転できる貨物車は、車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満です。最大積載量がちょうど2tの車両は「2t未満」に含まれないため、この普通免許では運転できません。
旧普通免許は取得時期によって、5t限定準中型免許や8t限定中型免許として扱われます。ただし、箱車、ロング、パワーゲート付きなどは車両総重量が増え、限定免許の範囲を超えることがあります。
予約前に、免許証の条件欄と貸出予定車両の車検証上の数値をレンタカー会社へ確認してください。一般的な2tトラックでは、準中型免許などが必要になることがあります。
平ボディ・箱車・ロングの違い
資材や高さのある荷物には平ボディ、雨を避けたい家具や段ボールには箱車が向いています。荷物量が多い場合はロングやワイドが候補になりますが、車長、車幅、車高が大きくなります。
車型を選ぶ際は、荷物の量だけでなく、搬出入場所の道幅、駐車スペース、入口の高さ、運転経験も考慮してください。
受取時刻と返却締切
24時間料金であっても、店舗の営業時間外に受取・返却できるとは限りません。受取手続きにかかる時間、返却前の給油、渋滞を含めて予定を組みます。
当日朝から使いたい場合は、開店時刻と手続き開始時刻を確認してください。返却が閉店時刻に近い場合は、給油場所と店舗までの所要時間にも余裕を持たせます。
荷物の大きさと必要な装備
大型家具、家電、段ボール、資材などの寸法と重量を確認し、荷室や荷台に収まる車両を選びます。最大積載量の範囲内でも、荷物の偏りや固定不足は荷崩れや操縦不安定の原因になります。
引っ越しでどの程度の荷物を運べるか詳しく確認したい場合は、荷物量に対して2トントラックで足りるか確認する記事を参照してください。
出発店舗・返却店舗・駐車場所
原則として出発店舗へ返却するのか、別店舗への返却が可能なのかを確認します。本記事では1日利用の流れを中心に扱うため、乗り捨てサービスの詳しい条件は利用会社へ確認してください。
自宅や作業現場で一時的に駐車する場合は、車長・車幅・車高が収まるか、道路にはみ出さないか、荷物を安全に積み降ろしできるかも確認します。
予約時にそろえる情報
- 利用日と受取・返却予定時刻
- 運転者全員の免許条件
- 希望する車型と荷物の寸法・重量
- 走行予定距離と利用経路
- 必要な台車、ロープ、シートなど
- 補償プランと支払い方法
本人確認書類、支払い方法、予約手続きなどの詳しい内容は、必要書類と基本的な借り方を確認する記事で整理しています。
予約から返却までの当日の流れ
当日は、受取手続きだけでなく、車両確認、積み込み、給油、返却までを返却時刻から逆算して進めます。
予約内容と持ち物を最終確認する
前日までに、予約日時、店舗営業時間、車型、運転免許、支払い方法、補償、オプションを確認します。当日は運転者本人の有効な運転免許証を忘れないようにしてください。
複数人が運転する場合は、運転予定者全員を貸渡契約へ登録する必要があります。登録されていない人が運転して事故を起こすと、補償を受けられない可能性があります。
店舗で契約・支払い・車両確認を行う

店舗では免許証を提示し、貸渡契約、予定料金、補償内容、返却時刻、返却店舗、指定燃料、緊急連絡先を確認します。
出発前には、スタッフと一緒に次の箇所を確認します。
- 車体の傷、へこみ、汚れ
- 箱車の上部、側面、後部扉
- 荷台・荷室の状態
- タイヤとミラー
- 燃料計と走行距離計
- ロープ、シート、台車などの付属品
すでにある傷やへこみは、その場でスタッフへ伝え、貸渡記録に反映されているか確認します。必要に応じて、店舗の案内に従って記録を残してください。
利用中は車高・車幅・荷崩れに注意する
乗用車より車体が長く、幅も広いため、左折時の内輪差、狭い道路でのすれ違い、後退時の死角に注意します。慣れていない場所では、同乗者に誘導してもらうと安全です。
箱車では、運転席が通過できても荷室上部が屋根や看板に接触することがあります。車検証、車内表示、貸出時の案内で車高を確認し、高さ制限のある場所へ入らないでください。
荷物は重い物を下側・前側へ寄せ、左右の重量が偏らないように積みます。荷台や荷室内で動かないよう、ロープや荷締めベルトで固定してください。最大積載量を超える積載はできません。
指定燃料を満タンにして返却する
返却予定時刻から逆算して作業を切り上げ、返却店舗の近くで指定された燃料を満タンにします。給油レシートの提示を求められることがあるため、返却が終わるまで保管してください。
満タン返却ができない場合は、走行距離や店舗の定める換算料金に基づいて精算されることがあります。この場合、実際に給油する金額より高くなる可能性があります。
延長・損傷・追加料金を精算する

返却時には、スタッフと車両の状態、燃料、返却時刻、付属品を確認します。延長、燃料、損傷、オプションなどの追加料金がある場合は、内容と金額を確認して精算します。
忘れ物がないか、運転席、荷室、ドアポケット、グローブボックスも確認してください。
追加料金とトラブルを防ぐポイント
遅れそうな場合は返却時刻前に連絡する
渋滞、積み降ろしの遅れ、給油待ちなどで返却に間に合わないと分かった時点で、出発店舗へ連絡します。延長できるかどうかは、次の予約や店舗営業時間によって異なります。
連絡したから必ず延長料金が免除されるわけではありませんが、無断延長による違約料金や契約上の問題を避けるため、事前連絡が必要です。
出発前に傷・へこみ・荷室を確認する
乗用車では見落としやすい荷台、荷室、後部扉、箱車上部も確認します。返却時に既存の傷か利用中の傷か判断できるよう、スタッフと一緒に状態を確認してください。
車両だけでなく、台車、ロープ、シートなどの貸出品の数と状態も確認しておきます。
免責補償制度とNOCを混同しない
CDWなどの免責補償制度は、主に対物補償や車両補償の免責額を軽減または免除する制度です。一方、NOCは、事故や損傷、汚損などにより車両を営業に使えない期間の営業補償です。
免責補償制度へ加入しても、NOCが自動的に免除されるとは限りません。公式制度の一例では、NOCは自走して予定営業所へ返却できた場合20,000円、それ以外は50,000円です。
20,000円・50,000円というNOCの金額は会社例であり、すべてのレンタカー会社に共通するものではありません。NOCを免除する追加プランの有無や、トラックが対象になるかも確認してください。
箱車の上部や荷台の損傷にも注意する
箱車の上部を高架や屋根へ接触させた場合や、荷物の積み降ろしで荷室・後部扉を傷つけた場合も、修理費やNOCの対象になることがあります。
また、会社や契約によっては、アルミバンの架装荷室部分がCDWの対象外となることがあります。補償対象となる車体部分を予約時または貸出時に確認してください。
1日レンタルが向くケース・別の方法が向くケース
単発の引っ越しや荷物運搬には向いている
1日レンタルは、単発の引っ越し、家具の受取、資材運搬、イベント用品の搬入など、朝から夕方までまとまった時間が必要な用途に向いています。
荷物量、移動距離、積み降ろし回数がある程度予測でき、営業時間内に返却できる計画を立てられる場合に利用しやすい方法です。
数時間の利用なら短時間料金と比較する
近距離で荷物を1回運ぶだけなら、24時間料金より6時間・10時間・12時間料金の方が安くなる可能性があります。
ただし、短時間プランは渋滞や積み降ろしの遅れによって延長料金が発生しやすいため、作業時間に余裕がない場合は24時間料金も比較してください。
利用頻度が高い場合は別の契約方法も比較する
毎週または毎月のように繰り返し借りる場合、1日料金をその都度支払うより、法人契約や別の利用方法が合うことがあります。
本記事では1日利用に絞っているため、店舗やプランの選び方を詳しく比較したい場合は、レンタカー会社やプランの選び方を確認する記事を参照してください。
2トントラックの1日レンタルに関するよくある質問
2トントラックを1日レンタルするといくらかかる?
24時間基本料金は、標準平ボディで約16,000~18,000円、標準箱車で約20,000~24,000円、ロング・ワイドで約28,000~34,000円が公式料金例の目安です。免責補償料、燃料代、高速料金、オプション料金などは別途になることがあります。
1日レンタルは何時間まで?
24時間料金を設定する会社がある一方、6時間、10時間、12時間などの区分や店舗営業時間による制限もあります。受取時刻、返却時刻、営業時間外返却の可否を確認してください。
普通免許で2トントラックを運転できる?
免許取得時期と車両総重量・最大積載量によります。2017年3月12日以降の普通免許は最大積載量2t未満までなので、最大積載量2tの車両は範囲外です。貸出車両の車検証と免許証を確認してください。
走行距離による追加料金はかかる?
会社・プランによって異なり、距離料金がない会社もあります。距離制限がある場合は、上限、超過単価、計算単位を予約前に確認してください。
返却が遅れた場合はいくらかかる?
公式料金例では約2,000~4,600円/時間ですが、車型、店舗、遅延時間によって異なります。遅れそうな場合は返却予定時刻より前に店舗へ連絡してください。
燃料は満タンで返す必要がある?
原則として指定燃料を満タンにして返却し、必要に応じて給油レシートを提示します。満タン返却できない場合は店舗基準で精算され、実際の給油額より高くなる可能性があります。
まとめ
2トントラックの24時間基本料金は、標準平ボディで約16,000~18,000円、標準箱車で約20,000~24,000円、ロング・ワイドで約28,000~34,000円が公式料金例の目安です。
ただし、実際の支払総額には、免責補償料、燃料代、高速料金、オプション料金、延長料金などが加わります。距離料金は会社やプランによって異なり、設定されていない会社もあります。
予約から返却までの要点
- 免許証の条件と貸出車両の車両総重量・最大積載量を確認する
- 荷物と運転環境に合う平ボディ・箱車・ロングを選ぶ
- 基本料金と補償、燃料、高速料金、オプション、延長料金を分けて確認する
- 出発前に傷、荷室、装備、車高、指定燃料を確認する
- 返却時刻から逆算して作業を終え、給油してから返却する
最終的な料金、免許条件、補償範囲、返却方法は、利用店舗の最新料金表、見積書、貸渡約款、貸出時の案内を優先してください。
出典・参考情報
料金確認日:2026年6月14日


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