中古の2tユニック車は、価格差が大きく「年式・走行距離だけでは当たり外れが読めない」「買った後に高額修理が怖い」「自社作業で本当に足りるのか不安」が同時に起きやすいです。見た目が良くてもクレーン装置や油圧系の状態で、現場の成立条件が変わります。
結論は、2tユニック車の中古は、安さよりも『作業で使える状態か』で選ぶことです。在庫紹介や価格比較だけではなく、「自社作業で2tが成立する条件」と「クレーン装置の状態」「購入総額(購入+初期整備+当面修理)」を同じ基準で揃えると、判断がブレません。
中古ユニック全体の見落としやすい確認ポイントを先に整理してから読み進めたい場合は、【ユニック車中古】失敗しない選び方と確認ポイントで「情報を揃える順番」を押さえておくと、候補比較の基準が揃いやすくなります。
この記事では、次の4点を判断できる状態にします。
- ✅ 自社作業で2tユニック車が成立するか(作業半径・設置条件・荷姿・体制)
- ✅ クレーン装置の状態に致命的リスクがないか(作動・油圧・記録・保証)
- ✅ 購入総額(購入+整備)で妥当か(安値の裏側を含めて比較)
- ✅ 3t・4t中古ユニック車と比べて過不足がないか(用途の上限で比較)
著者情報:ユニック車ガイド編集者(現場段取り・車両手配/車両選定の実務目線で、価格より作業成立と安全性、購入総額の妥当性を優先して整理)
監修条件(重要):安全・法規・資格・作業可否は現場条件で変わります。断定で決めず、不明点は販売店/レンタル事業者/元請/関係機関へ確認してから判断してください。
2tユニック車の中古で迷うポイント
年式・走行距離だけでは当たり外れが読めない理由
結論:同じ年式・走行距離に見えても、2tユニック車は「クレーン装置」「油圧」「架装」「使われ方」で状態が大きく変わります。
理由:中古価格の差は、車両本体よりもクレーン装置のコンディションや整備の厚み、記録の透明性に出やすいです。
補足:外観が綺麗でも、油圧漏れ・作動の癖・電装の不具合は写真だけでは分かりません。
- ✅ 価格差の正体は「点検・整備の内容」「保証」「交換済み部品」「修復歴の有無」に隠れやすい
- ✅ 「作動確認できるか」「記録が揃うか」で候補の質が一段変わる
中古ユニックで起きがちな失敗(後から高くつく)
結論:中古の2tユニック車は「買った瞬間は安い」が「使い始めてから高くつく」失敗が起きやすいです。
理由:油圧系やクレーン装置の不具合は、修理費だけでなく現場中断や外注増につながります。
具体:次の2パターンが典型です。
| 失敗パターン | 起きること | 後からの負担 |
|---|---|---|
| 装置状態の見落とし | 油圧漏れ・作動不良・安全装置不具合 | 修理費+稼働停止+段取り崩れ |
| 用途不足(成立しない) | 作業半径・設置条件が合わず現場で成立しない | 外注増・買い替え・二重コスト |
この記事の前提(中古選び=条件付きで判断する)
結論:中古相場は目安で、判断は「用途適合」と「状態確認」が一致したときに行います。
理由:相場だけで買うと、使えない車両や修理前提の個体を掴むリスクが残ります。
- ✅ 「買う判断」より先に「買わない条件(記録なし・作動確認不可など)」を決める
- ✅ 迷ったら 2tに固執せず、3t・4t中古ユニック車も同じ基準で比較する
安さより先に「2tで成立するか」と「装置状態」を決める

主判断軸:自社の作業内容に対して2tユニック車で成立するか
結論:2tユニック車の中古選びは、最初に「自社作業の成立条件」を揃えると失敗が減ります。
理由:吊る/積む/置くの流れは、作業半径・設置条件・荷姿・体制で成立が変わります。
具体:次の4点が揃って初めて「2tで成立」と言えます。
- ✅ 作業半径:車両を寄せられる前提で半径が短く収まる
- ✅ 設置条件:地盤・水平・スペースが確保できる
- ✅ 荷姿:吊り荷の重さだけでなく形状・重心が安定している
- ✅ 体制:玉掛け・合図・誘導が安全に組める
副判断軸①:中古価格と想定修理コストのバランス(購入総額で見る)
結論:比較は「購入価格」ではなく「購入総額(購入+初期整備+当面修理)」で行います。
理由:初期整備が薄い安値は、購入後に修理が連続して総額が逆転しやすいです。
- ✅ 納車前整備の範囲が明確な個体は、総額の振れ幅が読みやすい
- ⚠️ 保証なし・記録なし・作動確認不可の安値は、修理費が読みづらい
副判断軸②:クレーン装置・車両状態の良否(致命傷を避ける)
結論:中古2tユニック車は、クレーン装置の作動と記録が揃わない個体を避けるのが安全です。
理由:クレーン装置の不具合は、修理費と稼働停止の両方で影響が大きいです。
具体:現車確認で優先する観点は次の通りです。
- ✅ 作動:旋回・伸縮・アウトリガーの動きがスムーズか
- ✅ 油圧:漏れ・にじみ・異音・動作のムラがないか
- ✅ 消耗:ワイヤ/フック/シリンダ周りの劣化が強くないか
- ✅ 記録:点検履歴・整備履歴・修理歴が説明できるか
副判断軸③:3t・4t中古ユニック車との比較妥当性(2tに固執しない)
結論:迷う場合は、用途の上限で3t・4t中古ユニック車と比較すると結論が出やすいです。
理由:2tは機動性の強みがある一方、成立余裕が小さい案件が混ざると外注増になりやすいです。
- 🔍 比較の基準は「現場で成立する余裕」と「購入総額(維持も含む)」
- ✅ 「上限案件が多い」なら、2tに固執しない判断が結果的に安くなる
2t中古ユニック車の誤解を先に潰す
2tユニック車でできることの典型パターン(条件付き)
結論:2tユニック車は、狭所や小規模搬入で機動性が活きる場面に強いです。
理由:進入・設置がしやすく、短い作業半径で段取りが組めると成立しやすいです。
- ✅ 狭い現場での小規模搬入(車両を寄せられる前提)
- ✅ 小物〜中小部材の吊り下ろし(設置条件・荷姿・体制が揃う場合)
2tでできない/やめたほうがいいパターン(成立しない例)
結論:2t中古ユニック車は、作業半径が伸びる条件や設置条件が悪い現場では成立しない可能性が高いです。
理由:車両を寄せられない、水平が取れない、荷姿が不安定などが重なると安全条件を満たせません。
- ⚠️ 障害物で車両を寄せられず作業半径が伸びる
- ⚠️ 地盤が弱い・設置スペース不足・水平が取れない
- ⚠️ 荷姿が不安定で玉掛け・合図体制が安全に組めない
同じ2tでも差が出る仕様ポイント(中古で見落としやすい)
結論:同じ2tでも、クレーン装置の仕様や架装で成立条件と使い勝手が変わります。
理由:段数やアウトリガー形状などで、現場の寄せ方・作業半径の取り方が変わります。
- ✅ クレーン装置の仕様(段数・アウトリガー形状など)
- ✅ 荷台・架装・積載の前提(現場の使い勝手に直結)
中古ならではの見落とし(仕様より状態で落ちる)
結論:中古2tユニック車は、仕様が合っていても状態で成立しないケースがあります。
理由:高頻度稼働や過負荷傾向の使われ方があると、油圧・電装・作動に癖が残りやすいです。
- ✅ 外観だけでは分からない油圧・電装・作動のムラが残る場合がある
- ✅ 使われ方(高頻度稼働/過負荷傾向)を説明できる個体ほど判断がしやすい
購入前にやること(チェックリスト+比較表+失敗回避)
事前チェックリスト(問い合わせ/現車確認で揃える情報)
結論:候補を見比べる前に、問い合わせと現車確認で「同じ項目」を揃えると判断が速くなります。
理由:情報がバラバラのまま比較すると、安さだけが目立って失敗に近づきます。
具体:次の項目をセットで揃えてください。
- ✅ 用途:吊り荷(重量/寸法/荷姿)、作業半径、搬入導線、設置条件
- ✅ 車両:年式・走行距離・車検残・修復歴の有無・使用履歴の概要
- ✅ クレーン装置:作動確認、油圧漏れ、旋回/伸縮/アウトリガー、ワイヤ/フック、安全装置
- ✅ 記録:点検記録・整備記録・修理歴・交換部品履歴の有無
- ✅ 条件:保証範囲、納車前整備の内容、返品/クレーム時の取り決め
比較表:2t/3t/4t中古ユニックで迷ったときの判断
結論:比較は「購入価格」ではなく、現場で成立する余裕と購入総額で行います。
理由:成立余裕が小さいと、外注増や手戻りで結果的に高くなります。
| 比較軸 | 2t中古ユニック | 3t・4t中古ユニック |
|---|---|---|
| 現場成立の余裕 | 条件が揃えば強いが、上限案件で苦戦しやすい | 余裕が出やすいが、条件とコスト構造が変わる |
| 機動性(進入・設置) | 狭所・小規模搬入で有利 | 現場によっては制約が増える |
| 購入総額の振れ幅 | 装置状態の差で振れやすい | 用途余裕は出やすいが維持も含めて比較が必要 |
| 結論の出し方 | 上限案件が少なく条件が揃うなら候補 | 上限案件が混ざるなら比較して総額で判断 |
失敗例→回避策(必須)
結論:失敗はパターン化できます。購入前に回避策を当てはめて、候補を落とす基準にしてください。
理由:中古2tユニックは「安値」「写真の見た目」で決めると、後から崩れやすいです。
| 失敗例 | 起きること | 回避策 |
|---|---|---|
| 安値で購入 | 油圧系トラブルが頻発 | 作動確認+記録+納車前整備の範囲を先に確認 |
| 2tで足りない | 現場で成立せず外注増 | 作業半径・設置条件・荷姿を整理し上限案件で判断 |
| 保証が薄い | 修理費が自腹で膨らむ | 保証範囲/免責/整備内容を書面で確認 |
🧭 クイック診断(3択)
質問:中古の2tユニック車は「買い」で進めてよい状態ですか?
- ✅ A:上限案件が少なく、作業半径・設置条件が揃う → 2t候補で比較に進む
- ✅ B:上限案件が混ざるが、外注も使う → 2t/3t/4tを購入総額で横並び比較
- ✅ C:車両を寄せられず半径が伸びる現場が多い → 2tに固執せず比較を先に行う
中古購入の妥当性を総額で判断する

中古相場の捉え方(相場=条件が揃ったときの目安)
結論:2tユニック車の中古相場は、条件が揃ったときの目安です。相場だけで買う判断は危険です。
理由:年式・走行距離が近くても、装置状態・整備/保証・仕様で価格幅が出ます。
- ✅ 価格差の理由を説明できる個体は比較しやすい
- ⚠️ 価格差の理由が曖昧な個体は、状態リスクが見えにくい
購入総額で見る:購入価格+初期整備+当面修理
結論:購入前に「初期整備で必要になりやすい項目」を洗い出し、購入総額で比較してください。
理由:中古は納車時点がスタートで、整備が薄いほど初期に費用が出やすいです。
具体:次の考え方で見積を揃えると比較が簡単です。
- ✅ 見積は「車両価格」+「納車前整備」+「保証条件」をセットで受け取る
- ✅ 記録が薄い場合は、初期整備が厚い個体を優先する
レンタル/外注(オペ付き)との比較の考え方(判断の逃げ道を持つ)
結論:稼働頻度が低い、案件が不確実な場合は、レンタルや外注(オペ付き)でリスクを抑える選択肢も有効です。
理由:中古購入は固定費化しやすく、成立しない案件が混ざると外注増で二重コストになりやすいです。
- 🔍 比較は「外注前提の総コスト」と「購入総額+維持費」で行う
- ✅ 迷いが残る場合は、短期はレンタルで条件を固めてから購入でも遅くない
購入前に確認したい契約条件(費用トラブル回避)
結論:中古2tユニック車は、契約条件の確認が費用トラブル回避の要です。
理由:口頭の説明だけでは、納車状態や保証範囲の解釈がズレやすいです。
- ✅ 納車前整備の範囲(交換・点検の内容)
- ✅ 保証範囲・免責・期間(どこまで対象か)
- ✅ 返品・クレーム時の取り決め(条件と期限)
- ✅ 引き渡し状態の明文化(現状渡し/整備渡しなど)
中古でも「条件付き」で確認する(安全・法規・資格の注意)
作業可否は安全条件で変わる(断定しすぎない)
結論:同じ2tユニック車でも、現場の安全条件で作業可否が変わります。
理由:地盤・水平・設置・合図体制・周囲状況のどれかが欠けると、安全条件を満たせません。
- ✅ 地盤が不安なら敷板・養生・設置位置の見直しを前提にする
- ✅ 水平が取れない場合は中止・変更が選べる段取りにしておく
資格・法規の確認手順(自社判断しない)
結論:資格・法規は状況で要件が変わるため、断定で決めず確認手順を前提にしてください。
理由:誰が操作し、誰が玉掛け・合図を行うかで必要要件が変わります。
- ✅ 作業区分(操作/玉掛け/合図)を先に整理する
- ✅ 不明点は販売店/レンタル事業者/元請/関係機関へ確認する
中古車両の適合・書類面での確認(購入前に揃える)
結論:中古購入は、車両とクレーン装置の確認だけでなく、書類面もセットで揃えると後工程が止まりません。
理由:現場ルールや元請要件で必要書類が求められる場合があります。
- ✅ 車検・整備記録の有無を確認する
- ✅ 改造/架装の扱いは販売店に説明を求め、必要なら照合する
- ✅ 元請要件がある場合は事前に突き合わせる
2tユニック車中古でよくある質問
2tユニック車の中古価格はいくらが相場?
結論:相場は車両条件と装置状態で幅が出ます。相場だけで決めず、購入総額で比較してください。
理由:年式・走行距離が近くても、点検・整備の厚み、保証、クレーン装置の状態で価格差が出ます。
年式と走行距離はどちらを重視すべき?
結論:年式・走行距離は入口指標で、最優先はクレーン装置と油圧系の状態です。
理由:中古ユニックは装置状態が作業成立と修理リスクに直結します。記録と作動確認で裏取りしてください。
クレーン部分で特に注意すべき点は?
結論:作動確認の可否、油圧漏れ、記録の有無、保証条件が最重要です。
理由:作動不良は修理費だけでなく稼働停止につながり、業務影響が大きいです。
中古ユニック車でよくある故障・トラブルは?
結論:油圧系の漏れ・作動不良、電装トラブル、消耗部品の劣化が起点になりやすいです。
理由:使われ方の影響を受けやすく、写真だけでは見抜けない場合があります。記録と現車確認が重要です。
購入後に修理費がかかりやすいポイントは?
結論:装置状態が不明確な個体ほど、購入後の修理費が読みにくいです。
理由:納車前整備が薄い、保証が弱い、記録が揃わない条件が重なると費用が膨らみやすいです。
2t中古でどんな作業まで対応できる?
結論:短い作業半径で成立し、設置条件と荷姿、体制が揃う範囲で対応しやすいです。
理由:作業半径が伸びる、設置条件が悪い、荷姿が不安定な条件では成立しない可能性が高くなります。
3t・4t中古と迷ったときの決め手は?
結論:用途の上限案件で比較し、成立余裕と購入総額(維持も含む)で決めるとブレません。
理由:2tに固執して外注増になると、結果的に高くなります。
見積・契約で最低限確認すべき項目は?
結論:納車前整備、保証範囲と免責、返品条件、引き渡し状態は必ず書面で確認してください。
理由:口頭説明だけでは解釈がズレやすく、費用トラブルの原因になります。
迷ったときのチェック(3つ)
- ✅ 自社作業で2tが成立する条件(半径・設置・荷姿・体制)が言語化できている
- ✅ クレーン装置の作動確認ができ、点検/整備/修理の説明が揃っている
- ✅ 購入総額(購入+初期整備)で比較でき、保証・契約条件が明文化されている
まとめ
中古の2tユニック車は、価格や年式だけで決めると失敗しやすいです。最初に「自社作業で2tユニック車が成立する条件」を揃え、その条件でクレーン装置の作動・油圧・記録・保証を同じ基準で比べると判断がブレません。迷いが残る場合は、購入総額(購入+初期整備)と3t・4t中古ユニック車の成立余裕まで含めて見直すと、安全で合理的な結論になりやすいです。
🧭 次に取る行動(CTA)
- ✅ チェックリストを埋めて候補を絞る
- ✅ 現車確認でクレーン装置の作動・記録・保証条件を同じ基準で比較する
- ✅ 購入総額(購入+初期整備)で妥当性を判断する
コピペ用:問い合わせ確認テンプレ
・年式/走行距離/車検残/修復歴の有無
・クレーン装置の作動確認は可能か(旋回・伸縮・アウトリガー)
・油圧漏れ/異音/作動ムラの有無
・点検記録/整備記録/修理歴(交換部品履歴)の提示可否
・納車前整備の内容(どこまで実施するか)
・保証範囲/免責/期間
・返品/クレーム条件、引き渡し状態(現状渡し/整備渡し)


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