2tユニックを依頼するとき、「荷物の重量以外に何を伝えればよいのか」「2tユニックを1台と伝えるだけで見積もりできるのか」と迷うことがあります。
結論として、車格だけで依頼せず、荷物、作業半径、進入・設置条件、障害物、人員、日時を数字と写真で共有することが重要です。対応車両、作業範囲、役割分担、追加料金が発生する条件まで書面で確認すると、当日の作業不可、車両変更、待機、追加費用のリスクを減らせます。
この記事では、業者へ伝える10項目、荷物や現場の測り方、撮影する写真、簡易図面の作り方、人員の役割分担、依頼文テンプレート、発注前の最終確認を解説します。
車両だけを借りるか、オペレーターを含めて作業ごと依頼するか決まっていない場合は、先に車両のみを借りるか、作業ごと依頼するかを比較すると選択肢を整理しやすくなります。
著者:ユニック車ガイド編集部(現場手配・安全配慮の観点で解説)
編集方針:無理な依頼を勧めず、作業可否は条件整理と事前確認を優先して判断します。
安全・法規上の注意:必要な資格、作業範囲、作業可否は、実車の仕様や現場条件、契約内容、社内規程によって異なります。最終判断は依頼先事業者、現場責任者、実車の性能表、取扱説明書、公的資料で確認してください。
2tユニックは車格だけでは発注できない

「2t」は荷物を2t吊れるという意味ではない
「2tユニック」の2tは、一般にトラックの車格を示す通称です。最大積載量、車両総重量、クレーンのつり上げ荷重が一律に2tという意味ではなく、すべての作業半径で2tの荷物を吊れるわけでもありません。
クレーンの能力は、クレーン型式、ブーム段数、作業半径、ブームの長さ、アウトリガーの張出幅、吊り方向などによって変わります。そのため、「2tユニックを1台」と伝えるだけでは、依頼先は作業に適した車両を確定できません。
発注前には、車検証だけでなくクレーンの型式と性能表を確認し、荷物と現場条件に合う車両を依頼先に選定してもらいます。
車両のみとオペレーター込みでは依頼内容が異なる
2tユニックの手配方法には、車両だけを借りる方法、運転者付きで手配する方法、クレーン操作や荷役作業まで含めて依頼する方法があります。
- 車両のみのレンタル:運転、クレーン操作、玉掛け、合図などを自社側で行う前提になります。
- 運転者付きの車両手配:道路上の運転者は付きますが、クレーン操作や玉掛けまで含むとは限りません。
- 荷役作業を含む依頼:クレーン操作を含む場合でも、玉掛け、合図、誘導、養生などの担当範囲は事業者ごとに異なります。
「レンタル」「チャーター」「作業依頼」といった名称だけで判断せず、誰が何を担当する契約なのかを確認してください。車両のみを借りて自社で運転する場合は、運転免許、操作資格、燃料負担などの確認も必要です。燃料費の考え方は、車両のみを借りて自社で運転する場合の燃料費を確認する記事で補足しています。
最初に確認するのは現場適性と依頼形態
見積もりを依頼する前に、2tユニックが進入できるか、停車できるか、アウトリガーを設置できるか、必要な作業半径で荷物を吊れるかを確認します。
2tユニックの使用を前提にして情報を集めるのではなく、条件が合わなければ別の車両や作業方法へ切り替えられるようにしておくことが大切です。現場適性の詳しい判断は、2tユニックが現場に向く条件を確認する記事を参考にしてください。
2tユニックの依頼時に業者へ伝える10項目
業者へ伝える情報は、次の10項目に整理できます。口頭で断片的に伝えるのではなく、同じ内容をメール、写真、図面などで共有すると認識のずれを減らせます。
| No. | 伝える項目 | 依頼先へ伝える内容 | 確認方法 |
|---|---|---|---|
| 1 | 依頼形態 | 車両のみ、運転者付き、荷役作業込みのどれか | 見積書の作業範囲を確認 |
| 2 | 荷物の重量 | 総重量、1個当たりの重量、重量の根拠 | 銘板、仕様書、納品書、計量結果 |
| 3 | 寸法・形状・重心・吊り点 | 長さ、幅、高さ、形状、梱包、吊り点 | 実測、製品図面、荷物写真 |
| 4 | 荷積み場所と荷降ろし場所 | 住所、位置、高低差、搬入順、作業回数 | 現地確認、地図、配置図 |
| 5 | 作業半径と吊り方向 | 旋回中心から吊り位置・荷降ろし位置までの距離 | メジャー、図面、現地調査 |
| 6 | 進入経路と停車位置 | 道路幅、門、曲がり角、段差、駐車位置 | 実測、進入路写真、地図 |
| 7 | アウトリガーと地盤 | 左右の設置幅、地面の種類、傾斜、側溝等 | 実測、地面の写真、現地調査 |
| 8 | 障害物と作業区域 | 電線、軒、樹木、フェンス、通行範囲 | 周囲を含む写真、簡易図面 |
| 9 | 人員・資格・役割分担 | 運転、操作、玉掛け、合図、誘導の担当 | 契約内容、資格証、現場体制 |
| 10 | 日時・作業回数・待機・キャンセル条件 | 開始時刻、回数、待機要因、雨天時の扱い | 工程表、見積書、メール |
1.依頼形態
最初に、車両だけを借りるのか、運転者付きで依頼するのか、クレーン操作や荷役作業まで依頼するのかを伝えます。
「オペレーター付き」と書かれていても、玉掛け、合図、誘導、敷板設置まで含むとは限りません。見積もりを依頼するときは、希望する作業範囲を具体的に記載してください。
2.荷物の重量
荷物は「約1t」「それほど重くない」といった表現だけでなく、kgまたはtで伝えます。複数個ある場合は、1個当たりの重量、個数、合計重量を分けて記載します。
荷物本体だけでなく、梱包材、付属部品、架台などが一緒に吊られる場合は、それらを含む重量かどうかも明確にしてください。
3.寸法・形状・重心・吊り点
重量が同じでも、長尺物、背の高い設備、重心が偏った荷物では必要な作業方法が変わります。長さ、幅、高さ、形状、梱包状態を数字と写真で共有してください。
製品に指定された吊り点やアイボルトがある場合は、その位置が分かる図面や写真を添えます。吊り点が不明な場合は、依頼側だけで決めず、製造元や依頼先へ確認します。
4.荷積み場所と荷降ろし場所
荷積み場所と荷降ろし場所の住所だけでなく、敷地内のどの位置で吊り上げ、どこへ降ろすのかを伝えます。建物の階、基礎の上、塀の内側など、高低差や遮蔽物がある場合も記載してください。
複数の荷物を扱う場合は、個数、作業順、積み替えの有無、車両の移動回数も伝えると、必要時間を見積もりやすくなります。
5.作業半径と吊り方向
作業半径は、実際に車両を停められる位置を基準に確認します。吊り上げ位置と荷降ろし位置の距離が異なる場合は、両方の距離を伝えてください。
荷物を車両の前方、側方、後方のどちらへ吊るかも重要です。同じ距離でも吊り方向によって利用できる能力が異なる車両があります。
6.進入経路と停車位置
進入経路では、道路の最狭幅、門の幅と高さ、曲がり角、電柱、駐車車両、段差、傾斜を確認します。道路幅だけでなく、交差点や門で車体を振る空間があるかも確認してください。
停車候補位置は「現場の前」ではなく、道路や敷地内の具体的な場所を写真や図面に示します。停車位置が数m変わるだけでも、作業半径や吊り方向が変わることがあります。
7.アウトリガーと地盤
アウトリガーは、作業中の車両を支えるため左右へ張り出す装置です。車両が通れる幅だけでなく、アウトリガーを設置できる左右の空間が必要になります。
地面が土、砂利、アスファルト、コンクリートのどれか、傾斜や段差があるか、側溝やマンホールの上にかからないかを伝えてください。地中の埋設物や地下構造物が分かっている場合も共有します。
8.障害物と作業区域
電線、電話線、軒、屋根、樹木、看板、フェンスなど、ブームや荷物の移動に影響する障害物を伝えます。写真では、障害物だけを拡大して撮るのではなく、停車位置、荷物、建物との位置関係が分かる全景も必要です。
歩行者や一般車両が通る場所では、立入規制や誘導が必要になる場合があります。道路使用等の手続きが関係する可能性がある場合は、誰が確認・手配するかも依頼先と相談してください。
9.人員・資格・役割分担
道路上の運転、クレーン操作、玉掛け、合図、誘導、立入規制、養生を誰が担当するのかを決めます。
依頼先の担当範囲と現場側が用意する範囲が曖昧だと、当日に必要な人員が不足することがあります。担当者名まで決まっていない場合でも、どちらが手配するかは発注前に確定してください。
10.日時・作業回数・待機・キャンセル条件
希望日だけでなく、入場可能時刻、作業開始時刻、終了予定時刻、休憩時間、予備日を伝えます。荷物の到着待ち、他業者の作業待ち、道路規制など、待機が発生しそうな条件も事前に共有してください。
雨天や強風時の中止判断、現場側の都合で作業できない場合、当日に伝えた条件と現況が違った場合の扱いも、見積書やメールで確認します。
数字で伝えるための測り方
荷物はkg、寸法はmmまたはmで伝える
荷物の情報は、次のように単位を付けて整理します。
- 重量:〇〇kg
- 長さ:〇〇mmまたは〇〇m
- 幅:〇〇mmまたは〇〇m
- 高さ:〇〇mmまたは〇〇m
- 個数:〇個
- 1個当たりの重量:〇〇kg
- 梱包材や付属品を含むか
- 重量の根拠:銘板、仕様書、納品書、製造元資料、計量結果
重量が分からない場合は、外観や経験だけで推測して確定しないでください。仕様書を探す、製造元へ問い合わせる、計量する、依頼先へ現地調査を相談するなどの方法で確認します。
どうしても推定値しか用意できない場合は、「正確な重量は未確認」と明記し、確認方法や車両選定について依頼先の判断を受けてください。
作業半径は旋回中心からフック中心まで
作業半径とは、クレーンの旋回中心からフック中心までの水平距離です。荷台の端、車体側面、アウトリガー先端からの距離ではありません。
依頼時には、次の3地点を図面上で区別します。
- クレーンの旋回中心
- 荷物を吊り上げる位置
- 荷物を降ろす位置
実際のクレーン旋回中心は、車両を手配する前には正確に確定できないことがあります。その場合は、停車予定位置、吊り位置、荷降ろし位置と各地点間の実測距離を伝え、依頼先に必要な作業半径を確認してもらいます。
吊り能力は作業半径が伸びるほど低下する
クレーンは、荷物から離れた位置で作業するほど吊り能力が低下します。次の表は、古河ユニックの小型トラック架装用4段ブームについて、メーカー公式カタログに掲載された代表仕様を抜粋したものです。
| 代表仕様例 | 近距離での最大容量 | 最大作業半径 | 最大半径での定格総荷重 | アウトリガー最大張出幅 |
|---|---|---|---|---|
| URG294AW | 2.93t×1.6m | 8.73m | 0.25t | 3.8m |
| URG294A | 2.93t×1.6m | 8.73m | 0.23t | 3.4m |
| URG264A | 2.63t×1.6m | 8.43m | 0.21t | 3.0m |
上記は代表機種の数値であり、すべての2tユニックに共通するものではありません。クレーン型式、ブーム段数、架装車両、アウトリガー仕様、張出状態などによって能力は異なります。
「2.93t×1.6m」は、約1.6mの近距離における代表的な最大容量です。最大作業半径の8.73mでも2.93tを吊れるという意味ではありません。
メーカーの性能表に記載された「定格総荷重」には、フックなどの吊り具の質量が含まれる場合があります。参照したカタログでは、フックなどの吊り具30kgを含むと記載されています。実際に吊る荷物の重量は、使用する吊り具等も考慮して判断しなければなりません。
製品仕様は、古河ユニック「小型トラック架装用クレーン」およびメーカー公式カタログを基にした代表例です。最終的な作業可否は、手配する実車の性能表と依頼先の確認を優先してください。
吊り方向も伝える
トラック搭載型クレーンには、前方、側方、後方で利用できる能力が異なる機種があります。参照したメーカー公式カタログには、キャブ側の前方領域では空車時定格総荷重の25%以下で作業する仕様例が示されています。
ただし、25%という数値がすべての車両に共通するわけではありません。架装方法、車両、クレーン型式、アウトリガー仕様によって異なるため、「どちら側へ吊るのか」を依頼先へ伝え、実車の性能表で確認します。
現場写真と図面で伝える方法

依頼時に送る6種類の写真
依頼先へ現場状況を伝えるため、実務上の目安として次の6種類の写真を用意します。法律上、必ず6枚必要という意味ではありません。
- 進入路を道路側から撮った写真
道路の幅だけでなく、電柱、駐車車両、対向車、曲がり角が分かるように撮影します。 - 最も狭い場所や曲がり角
門、塀、軒、電柱など、車両の進入を制限する場所を撮影します。 - 車両の停車予定位置
車両全体を置く場所と、周囲の建物や道路との位置関係が分かる写真を用意します。 - アウトリガーを設置する左右の地面
舗装状態、土、砂利、傾斜、段差、側溝、マンホールを確認できるようにします。 - 吊り荷全体と銘板
荷物の形状、梱包状態、吊り点、型式、重量表示が分かる写真を撮ります。 - 吊り位置から荷降ろし位置までの全景
電線、軒、樹木、フェンスなど、吊り経路にある障害物を含めて撮影します。
写真だけでは幅や距離を判断しにくいため、メジャー、測量ポールなど寸法を読み取れるものを一緒に写すか、写真に実測値を添えてください。
簡易図面に書く内容
正確な施工図がなくても、位置関係と距離が分かる簡易図面を用意すると伝達しやすくなります。
- 方位
- 道路と進入方向
- 門や出入口
- 建物
- 車両の停車候補位置
- クレーンの旋回中心の想定位置
- 荷物の吊り上げ位置
- 荷物の荷降ろし位置
- 各地点間の距離
- 電線
- 軒
- 樹木
- フェンス
- 側溝
- 人や一般車両が通行する範囲
クレーンの旋回中心が未確定の場合は、車両の停車範囲と吊り位置、荷降ろし位置を示し、依頼先に必要な車両位置を検討してもらいます。
アウトリガーと地盤を確認する
移動式クレーンの作業では、作業場所の広さ、地形、地質、荷物の重量、使用するクレーンの種類と能力を考慮し、作業方法、転倒防止方法、人員配置、指揮系統を事前に整理する必要があります。
厚生労働省「クレーン等安全規則」では、アウトリガーを有する移動式クレーンを使用するときは、原則としてアウトリガーを最大限に張り出すことが定められています。
最大限に張り出せない場合は、実際の張出幅に対応する定格荷重を下回ることが確実に見込まれる条件でなければなりません。また、軟弱地盤や埋設物等によって転倒のおそれがある場所では、必要な広さと強度を有する鉄板等を敷設するなどの対応が必要になります。
依頼先には、次の内容を伝えてください。
- アウトリガー設置場所の左右に確保できる実測幅
- 地面が土、砂利、アスファルト、コンクリートのどれか
- 傾斜や段差の有無
- 側溝やマンホールの位置
- 埋設物や地下構造物について分かっている情報
- 敷板や鉄板を置けるか
- 歩道や隣地へ張り出す可能性
- 通行止めや誘導が必要か
「2tユニックなら幅が何mあれば必ず設置できる」という一律の基準では判断できません。代表機種だけでもアウトリガー最大張出幅に違いがあるため、手配する実車の張出幅と性能を依頼先へ確認してください。
人員・資格・作業範囲を確認する
オペレーター付きで依頼しても、玉掛け、合図、誘導、養生などがすべて含まれるとは限りません。発注前に、現場側と依頼先の担当範囲を表にして確認します。
| 役割 | 発注前に確認すること |
|---|---|
| 車両の道路運転 | 誰が運転するか、車両に対応した運転免許を保有しているか |
| クレーン操作 | 依頼先が担当するか、自社で操作するか |
| 玉掛け | 誰が吊り具の掛け外しを行うか |
| 合図 | 誰を合図者とするか、合図方法をどう統一するか |
| 誘導・立入規制 | 現場側と依頼先のどちらが行うか |
| 養生・敷板 | 誰が用意し、見積もりに含まれるか |
一般的な資格区分では、つり上げ荷重1t以上5t未満の小型移動式クレーンを業務として操作する場合、小型移動式クレーン運転技能講習の修了が関係します。
また、つり上げ荷重1t以上のクレーンで玉掛け作業を業務として行う場合は、玉掛け技能講習の修了など、法令で定められた資格が必要です。ここでいう「つり上げ荷重」は、その日に実際に吊る荷物の重量ではなく、クレーン自体の能力区分を指します。
道路上の運転には、車検証に記載された車両総重量や最大積載量等に対応する運転免許が必要です。通称が同じ2tユニックでも車両諸元は異なるため、車検証で確認してください。
移動式クレーン作業では、原則として一定の合図を定め、合図を行う者を指名する必要があります。ただし、実際の人員配置や契約上の担当範囲は現場ごとに異なります。依頼先、現場責任者、公的資料を基に最終確認してください。
業者へ送る依頼文テンプレート
次のテンプレートに分かる範囲を記入し、写真や図面を添えて依頼先へ送ります。不明な項目は空欄のままにせず、「未確認」「現地調査を希望」などと記載してください。
2tクラスのユニック車について、対応可否と見積もりをお願いします。 【依頼形態】 車両のみ/運転者付き/荷役作業込み 【作業日時】 年月日: 開始希望時刻: 終了予定時刻: 予備日: 【荷物】 品名: 重量:kg 寸法:長さmm×幅mm×高さmm 個数: 重心・吊り点: 重量の根拠: 【荷積み場所】 住所: 停車位置から吊り位置まで:約m 障害物: 地盤・アウトリガー設置条件: 【荷降ろし場所】 住所: 停車位置から降ろし位置まで:約m 障害物: 地盤・アウトリガー設置条件: 【進入条件】 道路の最狭幅: 門の幅・高さ: 曲がり角・段差: 駐車位置: 【人員・作業範囲】 玉掛け作業: 合図者: 誘導員: 養生・敷板: 【作業回数・待機】 荷物の個数・往復回数: 待機が発生する可能性: 【添付資料】 荷物写真: 進入路写真: 停車位置写真: 現場図面: 上記条件で対応できる車両、作業範囲、見積もりに含まれる項目、別途料金となる条件をご回答ください。
複数社の見積もりを比較するときは、各社へ同じ荷物情報と現場条件を伝えることが重要です。料金の内訳や追加条件は、回送費・待機費・追加条件を同じ前提で比較する記事で確認してください。
発注前の最終確認
発注は、次の3段階で進めると確認漏れを減らせます。
- 荷物、現場、人員、日時の情報を送る
数字、写真、簡易図面をまとめて依頼先へ共有します。 - 業者から対応車両、作業可否、作業範囲の回答を受ける
依頼側だけで車両型式や作業可否を決めず、実車の性能表を確認した回答を受けます。 - 見積書またはメールで前提条件を確認する
金額だけでなく、作業条件、役割分担、別途料金となる条件を残します。
書面で確認する項目
- 手配する車両のクラス、クレーン型式、仕様
- 吊り荷の重量と重量の根拠
- 想定作業半径
- 前方、側方、後方のどちらへ吊るか
- オペレーターの有無
- 玉掛け、合図、誘導の担当
- 敷板や養生を誰が用意するか
- 作業時間の起算点
- 待機、延長、回送の扱い
- 雨天、強風、現場都合による中止条件
- キャンセル条件
- 当日に現場条件が異なった場合の対応
事前確認を行っても、天候、道路状況、地盤状態、現場の変更などにより、当日に作業内容が変更または中止される場合があります。現場で事前情報と異なる条件が判明した場合は、無理に作業を継続せず、依頼先と現場責任者の判断を優先してください。
2tユニック依頼時のよくある質問
2tユニックと伝えるだけで見積もりできますか?
2tという車格だけでは判断できません。クレーンのつり上げ荷重、ブーム段数、最大作業半径、アウトリガー幅などが車両ごとに異なるため、荷物の重量・寸法、作業半径、進入・設置条件を伝え、対応車両を業者に選定してもらいます。
荷物の重量が分からない場合はどうしますか?
銘板、仕様書、納品書、製造元資料、計量結果を確認します。推測値しかない場合は未確認であることを業者へ伝え、必要に応じて現地調査や余裕のある車両選定を依頼してください。
作業半径はどこから測りますか?
作業半径は、クレーンの旋回中心からフック中心までの水平距離です。車両の停車予定位置を基準に、荷物の吊り上げ位置と荷降ろし位置の両方について距離を確認します。
オペレーター付きなら玉掛けや合図も任せられますか?
必ず含まれるとは限りません。クレーン操作、玉掛け、合図、誘導、立入規制を誰が担当するかを確認し、見積もりに含まれる作業範囲を書面で残してください。
依頼時にはどのような写真を送ればよいですか?
荷物、進入路、最狭部、停車予定位置、アウトリガー設置場所、吊り位置から荷降ろし位置までの全景を送ります。写真だけで判断しにくい距離や幅は、実測した数字も併記してください。
まとめ
2tユニックの依頼では、車格だけでなく、荷物と現場条件を数字と写真で伝えることが重要です。
- 車両のみか、運転者・荷役作業を含む依頼かを決める
- 重量、寸法、重心、吊り点を確認する
- 停車位置から吊り位置・荷降ろし位置までの距離を伝える
- 進入経路、アウトリガー設置場所、地盤、障害物を写真で共有する
- 操作、玉掛け、合図、誘導などの担当を決める
- 対応車両、作業範囲、別途料金となる条件を書面で確認する
最終的な作業可否は、依頼先が実車の性能表と現場条件を照合して判断します。依頼時チェックリストを埋めたうえで、同じ条件を各社へ伝えて発注してください。


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