作業前の朝礼や打合せで「KYを書いて」と言われても、「何が危険か」だけでは具体的な対策につながりません。ユニック車(トラック搭載型クレーン)の作業では、アウトリガーの支持、吊り荷の落下・荷振れ、旋回時の接触、架空線、合図、第三者の立入りなど、現場条件に応じて危険を具体化する必要があります。
結論は、ユニック車のKYは「危険・現象→原因・危険ポイント→対策→行動目標」の順で整理すると、現場で実行できる内容にしやすいということです。「周囲に注意する」だけで終わらせず、「何が起きるか」「なぜ起きるか」「何をするか」「どの状態で止めるか」まで共有します。
この記事では、ユニック車・クレーン作業で使いやすいKYの書き方を、アウトリガー・地盤、吊り荷、旋回、前吊り・前方作業、架空線、雨・強風、合図・第三者立入の7場面に分けて例文化します。実際の作業条件は、対象車両・クレーンの取扱説明書、性能表、現場ルール、作業責任者の指示を優先してください。
- ✅ ユニック車・クレーン作業のKYを具体化する4ステップ
- ✅ 現場で使える7場面の危険予知・対策・行動目標の例
- ✅ 「注意する」だけのKYを具体的な表現へ直す方法
- ✅ 作業計画書とKYの役割の違い
- ✅ 停車位置・荷・地盤・天候・合図体制などが変わったときの再KY
ユニック車ガイド編集部は、KYを「提出するための文章」ではなく、作業前に危険を共有し、事故を防ぐための実務ツールとして扱います。
法規・資格・作業可否・車両能力に関する最終判断は、法令、元請・現場ルール、取扱説明書、仕様表、性能表、作業責任者の指示を優先してください。条件を確認できない場合は、開始せず確認する判断が安全側です。
ユニック車のKYとは|何を書けばよいか
KYは「危険」だけでなく、原因・対策・行動まで具体化する
結論は、KYでは「何に注意するか」だけでなく、「どの危険を、どの行動で防ぐか」まで書くことです。
たとえば「吊り荷に注意する」だけでは、誰が何を確認し、どの状態で作業を止めるのか分かりません。「吊り荷が振れて作業者に接触する」「合図者を明確にし、荷振れが出たら停止する」のように、危険な現象と具体的な行動を組み合わせます。
中央労働災害防止協会(JISHA)のKYTでも、作業に潜む危険要因と現象を洗い出し、危険のポイントを絞り、対策を考え、行動目標を決める流れが示されています。この記事では、その考え方をユニック車の現場に当てはめて整理します。
短時間作業でも現場条件が変われば危険は変わる
作業時間の長短だけで判断せず、支持・作業半径・荷・周辺動線などの条件を見てKYすることが重要です。
次のような現場では、短時間の作業でも危険条件が変化しやすくなります。
- ✅ 路肩・側溝・埋戻し部・掘削部の近くでアウトリガーを設置する
- ✅ 停車位置が変わると作業半径・旋回範囲が変わる
- ✅ 長尺物・偏心荷など、荷振れや回転が起きやすい荷を扱う
- ✅ 架空線・建物・足場などの障害物が近い
- ✅ 通行人・他職・車両が作業範囲へ入りやすい
- ✅ 雨・強風・地盤軟化など、開始時と条件が変わる可能性がある

KYと作業計画書の違い|当日の変化を確認する
結論は、作業計画書で作業条件を事前に整理し、KYでは当日の危険と変化を具体的な行動へ落とすことです。
吊り荷重量、作業半径、停車位置、アウトリガー条件、作業方法、役割分担などは、作業前に整理しておく項目です。KYでは、その前提を確認したうえで、「地盤が計画時より軟らかい」「停車位置が変わった」「第三者動線が増えた」など、当日の変化によって新たに生じる危険を確認します。
作業条件そのものの整理や記載項目を詳しく確認する場合は、【ユニック車の作業計画書とは】必要なケースと書き方を確認してください。

| 確認軸 | 主に事前計画で確認すること | KYで確認する変化・危険 |
|---|---|---|
| 吊れるか | 吊り荷重量、作業半径、定格荷重、ブーム条件 | 荷の変更、半径変更、荷姿・重心の変化 |
| 支えられるか | アウトリガー張り出し、敷板、設置位置 | 沈下、傾き、地盤軟化、端部・掘削部の影響 |
| 届くか | 作業半径、ブーム長さ、旋回範囲 | 停車位置変更、障害物追加、危険方向の変化 |
| 載る・運べるか | 荷台寸法、最大積載量、固定方法 | 荷姿・重量・積載位置の変更 |
| 入れるか | 車両寸法、進入路、停車位置 | 通路障害、他車両、第三者動線、誘導条件の変化 |
ユニック車・クレーン作業のKYの書き方|4ステップ

書き方は「①危険・現象 → ②原因・危険ポイント → ③対策 → ④行動目標」の順にすると具体化しやすくなります。
JISHAのKYTでは、4ラウンド法として「どんな危険がひそんでいるか」「これが危険のポイントだ」「あなたならどうする」「私たちはこうする」の順に検討する方法が示されています。
現場で指定されたKY用紙や様式がある場合は、その様式を優先しながら、この4つの視点が入っているかを確認してください。
| ステップ | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| ① 危険・現象 | 何が起きると危険か | アウトリガーが沈下し、車体が傾く |
| ② 原因・危険ポイント | なぜ起きるか、どこが危険か | 埋戻し部・掘削部付近などで支持条件が不十分になる |
| ③ 対策 | 誰が何を確認・実施するか | 地盤を確認し、必要な強度・広さを持つ支持措置を講じる |
| ④ 行動目標 | 作業中に守る短い行動・停止条件 | 「支持よし。沈下・傾きが出たら停止」 |
KYシートに残す最低限の情報
- 作業概要:どこで、何を、どの順番で行うか
- 危険・現象:転倒、落下、接触、挟まれ、感電など何が起きるか
- 原因・危険ポイント:地盤、作業半径、荷姿、死角、第三者動線など
- 対策:確認方法、区画、合図、支持措置、監視、作業停止など
- 役割:作業責任者、合図者、誘導者、立入管理者など
- 中止・再KY条件:地盤変化、荷変更、停車位置変更、天候変化、合図体制変更、第三者侵入など
ユニック車・クレーン作業のKY例文7選

ここからは、ユニック車で起きやすい危険を7場面に分けます。例文は固定文としてそのまま転記するのではなく、実際の荷、地盤、作業半径、作業方向、周辺状況、現場ルールに合わせて具体化してください。
① アウトリガー・地盤沈下のKY例
危険・現象:アウトリガー側の地盤が沈下・崩壊し、車体が傾いて転倒する。
原因・危険ポイント:地盤が軟弱な場所、埋設物等の損壊のおそれがある場所、掘削部付近などで転倒条件が生じる。アウトリガーの設置位置や張り出し状態が作業条件に適合していない。
対策:作業開始前に地盤・地下条件・掘削部等を確認する。必要な場合は法令、取扱説明書、現場基準に従い、転倒防止に必要な強度・広さを持つ鉄板等の支持措置を講じる。アウトリガーは転倒のおそれのない位置に設置し、張り出し状態と対応する定格荷重を確認する。
行動目標・指差し呼称例:「支持よし。沈下・傾きが出たら停止、再確認する」
厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」には、掘削部付近でアウトリガー側の地盤が沈下し、移動式クレーンが転倒した事例があります。以前と同じ場所でも周囲の工事や降雨などで条件が変わる可能性があるため、当日の確認が重要です。
② 吊り荷の落下・荷振れのKY例
危険・現象:吊り荷が傾く・回転する・振れることで、荷の落下や作業者への接触につながる。
原因・危険ポイント:荷の重量、重心、吊り点、荷姿、玉掛け状態を十分確認していない。長尺物・偏心荷を急操作する。吊り荷の移動範囲へ人が入る。
対策:吊り荷重量、重心、吊り点、玉掛け用具の状態を確認し、地切り後に一旦停止して荷の安定を確認する。荷振れ・傾きなど異常がある場合は運転を止め、原因を確認してから再開する。
行動目標・指差し呼称例:「玉掛けよし、地切りで停止確認。吊り荷へ近づかない」
実際の吊り上げ工程は、【ユニック車の吊り上げ作業】吊り方・前吊りの注意点と安全確認で確認してください。
③ 旋回時の接触・挟まれのKY例
危険・現象:旋回する上部旋回体・ブーム・吊り荷の周囲で、作業者や第三者が接触・挟まれに巻き込まれる。
原因・危険ポイント:運転者から見えない死角へ人が入る。危険箇所への立入りが管理されていない。建物や足場などとの間隔が不足している。
対策:作業前に旋回方向、障害物、作業者の退避位置を共有し、必要な立入管理を行う。人が危険箇所へ入った場合や周囲を確認できない場合は停止する。
行動目標・指差し呼称例:「旋回周囲よし。人が入ったら停止」
④ 前吊り・前方作業のKY例
危険・現象:車両前方での作業条件を確認せずに吊り作業を行い、能力不足や安定性低下につながる。
原因・危険ポイント:作業方向、アウトリガー張り出し状態、作業半径、ブーム条件などに対応する定格能力を確認していない。側方・後方と同じ能力で作業できると自己判断する。
対策:前方作業の可否や能力は機種・仕様・作業条件によって異なるため、対象機種の性能表・取扱説明書で確認する。条件が成立しない場合は、停車位置、作業方向、車両・作業方法を見直す。
行動目標・指差し呼称例:「作業方向・能力表確認。条件外なら作業しない」
前方作業で注意すべき理由や代替方法は、【ユニック車の前吊り禁止】理由と代替策で詳しく整理しています。
⑤ 架空線・電線接触のKY例
危険・現象:ブーム、吊り荷、玉掛け用具などが架空線へ接触・接近し、感電や設備損傷につながる。
原因・危険ポイント:作業前に架空線の位置を確認していない。ブームの伸長・起伏・旋回による到達範囲を十分確認していない。運転位置から上方の距離を把握しにくい。
対策:作業開始前に架空線・建物・足場等の位置を確認し、現場の安全ルールや関係者の指示に従う。必要な監視・誘導体制を決め、危険方向へ不用意に操作しない。
行動目標・指差し呼称例:「上空障害確認。危険方向は監視・合図を確認して操作する」
⑥ 雨・強風・地盤変化のKY例
危険・現象:降雨による地盤変化で支持条件が悪化する、強風で吊り荷が大きく振れる、視界不良で合図や周辺状況を確認できなくなる。
原因・危険ポイント:開始前の状態だけで判断し、天候・地盤・吊り荷の挙動の変化を再確認していない。風を受けやすい荷を同じ条件で扱い続ける。
対策:天候、地盤、視界、吊り荷の挙動を継続して確認する。強風などにより危険が予想される場合は作業を中止し、取扱説明書、法令、現場・元請基準に従って再開可否を判断する。
行動目標・指差し呼称例:「天候・地盤変化確認。危険を感じたら停止、再KY」
雨・強風時の詳しい判断は、【雨の日のユニック車作業】滑り・転倒・視界不良のリスク対策で確認してください。
⑦ 合図・第三者立入のKY例
危険・現象:合図が不明確な状態や第三者の立入りにより、意図しない運転が続き、接触・挟まれにつながる。
原因・危険ポイント:作業前に合図方法・合図者を決めていない。複数人が同時に指示する。通行人や他職が危険箇所へ入る。立入管理が維持されていない。
対策:一定の合図を定め、必要な作業では合図者を明確にする。危険箇所への立入りを管理し、合図が不明な場合や第三者が危険箇所へ入った場合は停止する。
行動目標・指差し呼称例:「合図者・周囲よし。合図不明・人の侵入は停止」
KYの前提として確認する作業条件・数値

結論は、KYだけで能力値を決めるのではなく、作業計画・性能表・実車で確認した条件を危険予知へ引き継ぐことです。
数値は車両、架装、メーカー、型式、ブーム状態、アウトリガー張り出し、作業方向などで変わります。「ユニック車ならこの数値」と一般化せず、実際に使用する機種の資料を確認してください。
| 確認項目 | KYで見るポイント | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 吊り荷重量 | 荷が計画時から変わっていないか、付属物等を含めた条件を確認する | 荷の仕様、作業計画書 |
| 作業半径 | 停車位置・荷位置の変更で半径が変わっていないか | 性能表、作業計画 |
| 定格荷重 | 現在のブーム、半径、張り出し、作業方向等の条件で能力内か | 性能表、取扱説明書 |
| アウトリガー条件 | 張り出し状態、設置位置、地盤、支持措置に変化がないか | 取扱説明書、現場基準 |
| 旋回・立入範囲 | 障害物、人の動線、退避場所、監視体制が変わっていないか | 現場確認、作業計画 |
| 積載・進入条件 | 荷姿・重量・停車位置・進入路に変更がないか | 車検証、車両仕様、現場確認 |
4tユニックの能力表の見方を確認する場合は、【4tユニックの性能表】能力表の見方と数値で判断する注意点も参考にしてください。
作業開始前と条件変更時の再KY

作業開始前は「計画との差」を確認する
当日にゼロから考え直すのではなく、事前計画と実際の現場との差を確認すると、変化した危険を見つけやすくなります。
- 吊り荷の重量・寸法・荷姿は計画どおりか
- 停車位置、作業半径、作業方向は計画どおりか
- 地盤、支持措置、アウトリガー設置位置に変化はないか
- 建物・架空線・足場・他車両などの障害物に変化はないか
- 合図者・誘導者・立入管理の体制は明確か
- 第三者動線や天候が計画時から変わっていないか
条件が変わったら、その時点で再KYする
停車位置、荷、地盤、天候、障害物、合図・誘導体制などの前提が変われば、必要な安全対策も変わります。
変更が出た場合は、いったん作業を止めて「何が変わったか」「新しい危険は何か」「対策を変更する必要があるか」を共有し、作業条件を再確認します。
作業開始前の確認項目を一覧で整理したい場合は、【ユニック車の事故防止チェックリスト】作業前確認へ進んでください。

役割分担とコミュニケーション|合図・誘導・立入管理
誰が何を確認するかを作業前に共有する
誰が合図し、誰が周囲を確認し、条件変更時に誰が作業を見直すのかを明確にすることが重要です。
| 役割 | KYで共有する内容 |
|---|---|
| 作業責任者 | 条件変更時の見直し、作業条件の再確認、役割の再設定 |
| 合図者 | 定めた合図の実施、運転者との意思疎通、合図不能時の停止 |
| 誘導者 | 車両周辺・死角の確認、退避動線の確保 |
| 立入管理担当 | 危険箇所への立入り防止、第三者侵入時の停止・声掛け |
合図を定め、不明な状態では動かさない
クレーン等安全規則では、移動式クレーンを用いる作業について一定の合図を定め、原則として合図を行う者を指名することが規定されています。実際の作業では現場条件・作業方法に応じた体制を確認してください。
- ✅ 作業前に合図方法と合図者を確認する
- ✅ 手合図・無線など現場で使う方法を統一する
- ✅ 合図が見えない・聞こえない・判断できない場合は停止する
- ✅ 第三者が危険箇所へ入った場合は停止する
- ✅ 体制が変わった場合は再KYする
抽象的なKYと具体的なKYの違い

KYでは文章を長くすることより、現場で同じ行動を再現できることが重要です。「注意する」「気をつける」だけで終わらず、危険・確認方法・停止条件が分かる表現へ直します。
| 場面 | 抽象的なKY | 具体的なKY |
|---|---|---|
| 支持 | 足元に注意する | 地盤・アウトリガー支持を確認し、沈下・傾きが出たら停止する |
| 吊り荷 | 吊り荷に注意する | 地切りで一旦停止し、傾き・荷振れを確認。異常があれば停止する |
| 旋回 | 周囲をよく見る | 旋回周囲と危険箇所を確認し、人が入ったら停止する |
| 合図 | 合図に注意する | 合図者と合図方法を確認し、合図を判断できない場合は停止する |
| 条件変更 | 臨機応変に対応する | 停車位置・荷・地盤・天候・体制が変わったら一旦停止して再KYする |
指差し呼称・行動目標は短く具体化する
行動目標は、長い説明をそのまま読むのではなく、作業中に確認しやすい短い言葉へまとめます。現場で定められた呼称がある場合は、そのルールを優先してください。
- ✅ 「支持よし。沈下・傾きで停止」
- ✅ 「玉掛けよし。地切りで停止確認」
- ✅ 「旋回周囲よし。人が入ったら停止」
- ✅ 「合図よし。判断できなければ停止」
- ✅ 「条件変更あり。一旦停止、再KY」
KYと併せて確認するクレーン作業の安全ルール
KYだけで作業可否や能力を決めない
KYは安全共有の一部であり、性能表・取扱説明書・法令・現場ルールの代わりにはなりません。
クレーン等安全規則では、移動式クレーンについて定格荷重を超える荷重をかけて使用しないこと、軟弱地盤等で転倒のおそれがある場所での使用制限、アウトリガーの位置・張り出し、運転の合図、危険箇所への立入禁止、強風時の作業中止などが規定されています。
- ⚠️ 性能表・対象機種の条件を確認しないまま吊り作業を進めない
- ⚠️ 地盤・アウトリガーの支持条件に不安がある状態で作業を続けない
- ⚠️ 危険箇所への立入管理ができない状態で作業を続けない
- ⚠️ 安全装置の警報・制限を無視して作業を継続しない
- ✅ 合図・誘導・立入管理など必要な体制を確認してから開始する
- ✅ 条件変更時は一旦停止し、再KY・再確認する
法令・一次情報を確認する順番
- 法令と現場・元請・社内の安全ルール、作業計画を確認する
- 車両・クレーンの取扱説明書、仕様表、性能表を確認する
- 吊り荷、作業半径、アウトリガー、合図・立入管理など当日の条件を確認する
- 不明点や変更点があれば作業責任者等へ確認し、条件が成立するまで作業を進めない
ユニック車・クレーン作業のKYでよくある質問
ユニック車のKYとは何ですか?
ユニック車の作業で起きる可能性がある転倒・落下・接触・挟まれ・感電などの危険を、現場条件に合わせて具体化し、対策と行動目標を作業前に共有する危険予知です。
クレーン作業のKYはどう書けばよいですか?
「危険・現象」「原因・危険ポイント」「対策」「行動目標」の順で書くと具体化しやすくなります。「注意する」だけで終わらせず、確認方法と停止条件まで入れてください。
ユニック車のKYで数値は何を書けばよいですか?
吊り荷重量、作業半径、定格荷重、アウトリガー条件など、作業成立に関わる数値を確認します。数値は機種・型式・ブーム状態・張り出し状態等で変わるため、対象機種の性能表や取扱説明書を優先します。
停車位置が変わったら再KYは必要ですか?
停車位置が変わると、作業半径、作業方向、アウトリガー設置位置、障害物との関係が変わることがあります。一旦停止して、変化した条件と新しい危険を確認してください。
アウトリガー・地盤はKYで何を確認しますか?
張り出し状態、設置位置、地盤の沈下・崩壊のおそれ、支持措置、掘削部・埋戻し部など周囲の条件を確認します。沈下や傾きなど異常が出た場合は作業を止めて見直します。
吊り荷の落下についてKYにはどう書けばよいですか?
荷の重量・重心・吊り点・玉掛け状態を確認し、地切り後に一旦停止して安定を確認する、荷振れ・傾きなど異常が出たら停止する、というように具体的な行動を書きます。
合図や立入管理はKYにどう書きますか?
作業前に合図方法と合図者を確認し、危険箇所への立入りを管理します。合図を判断できない場合や第三者が危険箇所へ入った場合は停止するルールまで書きます。
作業計画書とKYは同じものですか?
同じではありません。作業計画書は作業条件・配置・手順・役割等を事前に整理し、KYではその前提と当日の現場を照合して、危険・対策・行動目標を具体化すると整理しやすくなります。
まとめ|KYは危険を具体的な行動へ変える
ユニック車のKYは、危険を書き並べるだけでなく、「何が起きるか」「なぜ起きるか」「どう防ぐか」「現場で何をするか」まで共有して初めて実務で使いやすくなります。
アウトリガー・地盤、吊り荷、旋回、前吊り・前方作業、架空線、雨・強風、合図・第三者立入の各場面で、危険・現象→原因・危険ポイント→対策→行動目標の順に具体化してください。
また、停車位置、荷、地盤、天候、障害物、作業体制などの条件が変わった場合は、計画時と同じ前提で作業を続けず、一旦停止して再KY・再確認することが重要です。
- ✅ 「注意する」ではなく、危険・確認方法・停止条件まで書く
- ✅ 作業計画で決めた条件と、当日の現場との差を確認する
- ✅ 合図・立入管理・中止条件を具体化する
- ✅ 条件変更時は一旦停止し、再KYして作業条件を再確認する
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- 【ユニック車の作業計画書とは】必要なケースと書き方で、作業前に整理する条件を確認する
- 【ユニック車の事故防止チェックリスト】作業前確認で、開始前の確認項目を一覧で確認する
- 【ユニック車の事故】よくある原因と事故事例から学ぶ注意点で、危険が事故へつながる背景を確認する
- 【ユニック車の使い方】基本操作の流れで、KYを含む作業全体の順番を確認する


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