【トラックの速度制限】一般道・高速道路の違い

一般道から高速道路へつながる分岐付近を走る無地のトラックで道路種別の違いを示す写真 トラック基礎

トラックの速度制限は、「トラックだから一律に何km/h」とは決まりません。標識や道路標示による指定がない場合、一般道は2026年8月31日まで原則60km/hです。2026年9月1日からは、中央線などがない一部の生活道路で原則30km/hへ変更される予定です。

高速自動車国道の本線車道では、車両区分により法定最高速度が100km/h・90km/h・80km/hに分かれます。自動車専用道路は高速自動車国道とは別で、標識等による指定がなければ法定最高速度は60km/hです。

道路種別と車両区分を確認する運転担当者と無地のトラック

2t車・3t車・4t車という通称だけでは区分を確定できません。車検証または自動車検査証記録事項で、自動車の種別、用途、車両総重量、最大積載量、牽引の有無を確認してください。

速度超過だけでなく、死角、バック、右左折、追突などを含めた事故原因を確認したい場合は、【トラックの事故】多い原因と防止策も参考にしてください。

この記事で分かること

  • 一般道・高速自動車国道・自動車専用道路の速度制限
  • 高速自動車国道で100km/h・90km/h・80km/hに分かれる条件
  • 自分のトラックの速度区分を確認する方法
  • 標識・法定最高速度・速度抑制装置の違い
  • 追突や横転を防ぐために確認したい速度と車間距離
  1. 結論|一般道は60km/h、高速自動車国道は100・90・80km/hが基本
  2. 「高速道路」は2種類|高速自動車国道と自動車専用道路の違い
    1. 高速自動車国道とは
    2. 自動車専用道路とは
    3. バイパスという名称だけでは判断できない
    4. 入口標識・最高速度標識を確認する
  3. 一般道の速度制限|現在60km/h、2026年9月から一部30km/h
    1. 2026年8月31日までの法定最高速度
    2. 2026年9月1日から30km/hになる道路
    3. 2026年9月1日以降も60km/hとなる道路
    4. 標識や道路標示で指定されている場合
  4. 高速自動車国道の最高速度|トラックは100・90・80km/h
    1. 100km/hとなるトラック
    2. 大型貨物・特定中型貨物は90km/h
    3. トレーラ等は80km/h
    4. 最低速度は50km/h
    5. 往復方向が分離されていない区間等の注意
  5. 自分のトラックがどの速度区分か確認する方法
  6. 標識・法定速度・速度抑制装置は役割が違う
    1. 速度抑制装置の対象となる主な基準
  7. 速度超過・追突・横転を防ぐ走り方
    1. 高速道路では十分な車間距離を確保する
    2. 下り坂では早めに速度を落とす
    3. 合流や追越しでも最高速度を超えない
    4. カーブ・横風・積荷の偏りに注意する
    5. ユニック車・クレーン付きトラックの注意点
  8. FAQ
    1. トラックの一般道の法定速度は何km/hですか?
    2. 2026年9月から一般道はすべて30km/hになりますか?
    3. 2t・3t・4tトラックの高速道路の最高速度は何km/hですか?
    4. 高速自動車国道と自動車専用道路は同じ速度ですか?
    5. 速度抑制装置が付いていれば90km/hまで出してよいですか?
    6. 120km/hの標識がある区間をトラックも120km/hで走れますか?
  9. まとめ|道路種別・車両区分・標識の3点を確認する
  10. 出典・参考情報

結論|一般道は60km/h、高速自動車国道は100・90・80km/hが基本

トラックの速度制限を車両区分と道路種別で判断する図解

トラックの最高速度を確認するときは、最初に道路の種類を分けます。そのうえで、自車に適用される道路標識・道路標示があるかを確認し、指定がなければ道路種別と車両区分に応じた法定最高速度を確認します。

道路・車両の条件 指定がない場合の基本値 適用条件・注意点
一般道|2026年8月31日まで 60km/h 道路標識・道路標示で別の最高速度が指定されていない場合
一般道|2026年9月1日以降の対象生活道路 30km/h 主に中央線や車両通行帯がない道路。2026年6月11日時点では施行前
中央線・車両通行帯がある一般道など 60km/h 2026年9月1日以降も、一定の道路は60km/hのまま
自動車専用道路 60km/h 標識等で70km/h・80km/h・100km/hなどが指定される区間は、その指定を確認
高速自動車国道|普通・準中型・一部の中型貨物 100km/h 特定中型貨物を除く。三輪自動車や牽引中の車両等は別区分
高速自動車国道|大型貨物・特定中型貨物 90km/h 三輪を除く。2024年4月1日に80km/hから引き上げ
高速自動車国道|上記以外・他車を牽引するとき 80km/h トレーラを牽引する場合、大型特殊自動車、三輪自動車など
高速自動車国道の最低速度 50km/h 標識等による指定がない本線車道。危険回避など、やむを得ない場合を除く

最高速度は目標速度ではありません。表の数値以内でも、見通し、交通量、雨・雪・霧、路面状態、積載状態、横風などに応じて、さらに速度を落とす必要があります。会社が法令上限より低い社内基準を定めている場合は、その基準も確認してください。

「高速道路」は2種類|高速自動車国道と自動車専用道路の違い

道路交通上の「高速道路」には、高速自動車国道と自動車専用道路があります。見た目が似ていても、標識等による指定がない場合の法定最高速度は同じではありません。

高速自動車国道とは

東名高速道路や東北自動車道など、高速自動車国道として整備された道路です。標識・道路標示で別の最高速度が指定されていない本線車道では、車両区分に応じて100km/h・90km/h・80km/hに分かれます。

ただし、本線車道が道路構造上、往復方向別に分離されていない区間では、この100・90・80km/hの表は適用されず、一般道路と同じ扱いになります。工事規制、事故、悪天候などで低い速度が指定されている場合も、その指定を確認してください。

自動車専用道路とは

自動車専用の標識がある道路で、高速自動車国道とは別の区分です。標識等による速度指定がない場合の法定最高速度は60km/hですが、道路構造に応じて70km/h・80km/h・100km/hなどが指定されている区間があります。

大型貨物自動車と特定中型貨物自動車の法定最高速度が90km/hへ引き上げられたのは、高速自動車国道の本線車道等です。自動車専用道路では、標識等による指定内容を区間ごとに確認します。

バイパスという名称だけでは判断できない

「○○バイパス」という名称は、道路交通法上の速度区分を直接示すものではありません。一般道路として供用されている区間もあれば、自動車専用道路として指定されている区間もあります。

入口付近の自動車専用標識、最高速度標識、補助標識、路面の道路標示を確認してください。カーナビの道路名や周囲の車の流れだけで判断しないことが重要です。

入口標識・最高速度標識を確認する

  1. 入口や分岐で、高速自動車国道または自動車専用道路かを確認する
  2. 最高速度標識と、車種を限定する補助標識を確認する
  3. 可変式標識がある場合は、その時点の表示を確認する
  4. 自車の区分に適用される速度を速度計で確認する

高速自動車国道の車種別ルールや違反リスクを詳しく確認したい場合は、【トラックの高速道路最高速度】一般道との違いと違反リスクを参考にしてください。

一般道の速度制限|現在60km/h、2026年9月から一部30km/h

一般道の原則60kmと2026年9月から一部30kmになる違い

2026年8月31日までの法定最高速度

2026年6月11日時点では、道路標識・道路標示で別の最高速度が指定されていない一般道を自動車で走る場合、法定最高速度は原則60km/hです。

ただし、市街地や住宅地では30km/h・40km/h・50km/hなどが指定されていることが多くあります。標識がある区間では、自車に適用される指定速度を確認します。

2026年9月1日から30km/hになる道路

2026年9月1日に施行予定

主に地域住民の日常生活に利用される、中央線や車両通行帯がない道路では、標識等による指定がない場合の法定最高速度が60km/hから30km/hへ引き下げられます。2026年8月31日までは現在のルールが適用されます。

対象は、道幅が狭く、歩行者や自転車の通行が多い生活道路を中心としたものです。「住宅地だから必ず30km/h」「道幅が狭いから必ず30km/h」と外観だけで決めず、中央線等の有無と標識・道路標示を確認してください。

2026年9月1日以降も60km/hとなる道路

警察庁の案内では、次のような道路は法定最高速度が引き続き60km/hです。ただし、標識等で別の速度が指定されている場合は、その指定を確認します。

  • 中央線または車両通行帯が設けられている一般道路
  • 中央分離帯などにより、往復方向別に分離されている一般道路
  • 高速自動車国道のうち、本線車道や接続する加速・減速車線以外の道路
  • 自動車専用道路

標識や道路標示で指定されている場合

道路標識または道路標示で最高速度が指定されている道路では、指定された速度が最高速度になります。2026年9月1日以降、法定最高速度が30km/hとなる道路でも、標識等で40km/hと指定されていれば最高速度は40km/hです。

反対に、法定最高速度が60km/hの道路でも、標識等で30km/hと指定されていれば30km/hを超えて走行できません。数字だけでなく、補助標識で対象車種や時間帯が限定されていないかも確認してください。

高速自動車国道の最高速度|トラックは100・90・80km/h

100km/hとなるトラック

標識等による指定がない高速自動車国道の本線車道では、次の貨物自動車は原則100km/h区分です。

  • 普通貨物自動車(三輪を除く)
  • 準中型貨物自動車
  • 中型貨物自動車のうち、特定中型貨物自動車に当たらないもの

ただし、他の車を牽引している場合は80km/h区分になるなど、走行時の状態によって区分が変わります。また、道路標識等で80km/hなどが指定されている区間では、その指定内容を確認します。

大型貨物・特定中型貨物は90km/h

大型貨物自動車と特定中型貨物自動車(三輪を除く)は、標識等による指定がない高速自動車国道の本線車道で原則90km/hです。2024年4月1日に、法定最高速度が80km/hから90km/hへ引き上げられました。

速度区分を確認するうえでは、車両総重量8tと最大積載量5tが重要な境界です。貨物自動車が「車両総重量8t以上」または「最大積載量5t以上」に該当する場合、速度区分上は大型貨物自動車または特定中型貨物自動車として90km/h区分になるのが基本です。最終的には車検証等の記載と車両の構造を確認してください。

トレーラ等は80km/h

他の車を牽引するときや、100km/h・90km/h区分に入らない自動車は原則80km/hです。代表例は、トレーラを牽引する牽引自動車、大型特殊自動車、三輪自動車です。

高速自動車国道で他の車を牽引できるのは、牽引するための構造と装置がある車が、牽引されるための構造と装置がある車を牽引する場合に限られます。

最低速度は50km/h

標識等による最低速度の指定がない高速自動車国道の本線車道では、原則として最低速度は50km/hです。ただし、渋滞、故障、危険防止など、やむを得ない事情がある場合を除きます。

本線車道へ合流するときは、加速車線で道路状況に応じて十分に加速します。ただし、合流のためであっても、自車に適用される最高速度を超えてよいわけではありません。

往復方向が分離されていない区間等の注意

高速自動車国道であっても、本線車道が道路構造上、往復方向別に分離されていない区間では、100・90・80km/hの車種別表は適用されず、一般道路と同じ扱いになります。

また、工事、事故、積雪、強風などにより、通常より低い速度規制が行われることがあります。可変式標識や道路情報板を確認してください。

自分のトラックがどの速度区分か確認する方法

「2tトラック」「4tトラック」という呼び方は、積載量や車格を大まかに表す現場上の通称です。法令上の速度区分は、通称ではなく車検証等の記載から確認します。

確認項目 確認する理由 確認先
自動車の種別 普通・準中型・中型・大型などの区分を確認する 車検証、自動車検査証記録事項
用途 貨物、乗用、特種などの用途を確認する 車検証等の「用途」欄
車両総重量 8t以上、11t以上などの境界を確認する 車検証等の「車両総重量」欄
最大積載量 5t以上、6.5t以上などの境界を確認する 車検証等の「最大積載量」欄
牽引・被牽引の有無 走行時に80km/h区分となるか確認する 車両構造、連結状態、車検証等
道路標識・道路標示 法定最高速度と異なる指定があるか確認する 走行区間の標識、補助標識、可変式標識
不明な場合 誤った区分で走行しないため 運行管理者、都道府県警察、道路管理者、整備事業者

免許区分と速度区分は別です。普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許のどれで運転するかと、その車両に適用される道路上の最高速度は、同じ基準だけで決まるものではありません。

標識・法定速度・速度抑制装置は役割が違う

名称 役割 確認する場所 注意点
最高速度の標識・道路標示 道路区間や車種に適用する最高速度を指定する 道路標識、補助標識、路面表示、可変式標識 数字だけでなく、対象車種・時間帯・区間を確認する
法定最高速度 標識等による指定がない場合の上限を定める 道路種別と車両区分 一般道、高速自動車国道、自動車専用道路で異なる
速度抑制装置 対象車両が90km/hを超えて走行しないよう燃料供給等を制御する 車両仕様、取扱説明書、点検記録、整備事業者 道路の最高速度を決める装置ではない
社内速度基準 会社が運行の安全管理上の上限を定める 運行規程、社内マニュアル、点呼時の指示 法令上限より低い基準がある場合は、その基準も守る

速度抑制装置の対象となる主な基準

道路運送車両の保安基準では、貨物運送用の普通自動車で、車両総重量8t以上または最大積載量5t以上のものなどに、速度抑制装置を備える基準があります。装置は、自動車が90km/hを超えて走行しないよう燃料供給を調整し、円滑に速度を制御するものです。

ただし、最高速度が90km/h以下の自動車、緊急自動車、被牽引自動車、一定の適用除外車など、すべての車両に一律ではありません。対象の最終確認は、車検証、車両の製造時期・仕様、取扱説明書、整備事業者の確認を組み合わせて行ってください。

装置が付いていても90km/hまで出してよいとは限りません。一般道の60km/h、生活道路の指定速度、自動車専用道路の標識、工事規制など、自車に適用される最高速度の範囲内で走行します。

対象車両や装置の安全上の役割は、【トラックの速度抑制装置とは】仕組みと安全面での注意点で詳しく確認できます。

「リミッター」という通称と速度抑制装置の関係、標識との違いを確認したい場合は、【トラックのリミッター】仕組みと役割を参考にしてください。

速度超過・追突・横転を防ぐ走り方

合流や下り坂などトラックの速度超過が起きやすい場面を示す図解

高速道路では十分な車間距離を確保する

警察庁の「交通の方法に関する教則」では、路面が乾燥し、タイヤが新しい場合の目安として、時速100kmでは約100m、時速80kmでは約80mの車間距離が必要とされています。

路面が雨でぬれ、タイヤが摩耗している場合は、約2倍程度の車間距離が必要になることがあります。90km/h時の距離を単純に90mと決めず、車両重量、積載量、タイヤ、路面、勾配、視界を踏まえて十分な距離を確保してください。

前方不注意、速度、疲労などを含めた対策は、【トラックの追突事故】原因と対策で確認できます。

下り坂では早めに速度を落とす

下り坂では、アクセルを戻しても車重によって速度が上がることがあります。坂へ入る前に速度を落とし、車種の取扱説明書や社内手順に従ってエンジンブレーキ、排気ブレーキ、補助ブレーキなどを適切に使います。

フットブレーキへ過度に依存すると、長い下り坂で制動力が低下するおそれがあります。速度計をこまめに確認し、前車との距離を広めに取ってください。

合流や追越しでも最高速度を超えない

合流では加速車線を有効に使い、本線車道の車の進行を妨げないよう速度と間隔を調整します。ただし、合流を理由に自車へ適用される最高速度を超えることはできません。

追越しでは、前方と後方の安全を確認して早めに合図し、追越し後は十分な間隔を確保して走行車線へ戻ります。追越し車線を走り続けないよう、通行帯の指定も確認してください。

カーブ・横風・積荷の偏りに注意する

トラックは車高や重心、積荷の状態によって、カーブや横風の影響を受けやすくなります。最高速度以内でも、カーブへ速い速度で進入したり、急ハンドルを切ったりすると横転リスクが高まります。

重量物はできるだけ低く、左右・前後の偏りを抑えて積み、適切に固定します。トンネル出口、橋の上、切り通しの出口など、横風が変化しやすい場所では早めに減速してください。

カーブ、路肩、傾斜、積荷の偏りなどを含む対策は、【トラックの横転】起きやすい場面と対策で詳しく確認できます。

ユニック車・クレーン付きトラックの注意点

ユニック車やクレーン付きトラックでは、クレーン装置と積荷によって車両重量や重心、揺れ方が変わります。作業から走行へ移る前に、次の項目を確認してください。

  • アウトリガーが所定位置へ完全に格納されている
  • ブーム、フック、ワイヤーロープ等が走行状態になっている
  • 積荷が偏らず、必要な固縛と養生が行われている
  • 車両総重量と最大積載量を超えていない
  • 荷物の高さ・幅・長さと走行ルートに問題がない

法定最高速度や指定速度以内でも、積荷が高い、重心が偏っている、路面が悪い、横風が強いといった条件では速度をさらに落とします。車両の取扱説明書、架装メーカーの指示、社内規程を優先してください。

FAQ

トラックの一般道の法定速度は何km/hですか?

2026年8月31日までは、道路標識・道路標示で別の最高速度が指定されていない一般道の法定最高速度は原則60km/hです。2026年9月1日からは、中央線や車両通行帯がない一部の生活道路で原則30km/hへ変更される予定です。

2026年9月から一般道はすべて30km/hになりますか?

いいえ。主に中央線や車両通行帯がない生活道路が30km/hの対象です。中央線・車両通行帯がある一般道、往復方向別に分離された一般道、自動車専用道路などは、標識等による指定がなければ引き続き60km/hです。

2t・3t・4tトラックの高速道路の最高速度は何km/hですか?

2t・3t・4tという通称だけでは決められません。標識等による指定がない高速自動車国道の本線車道では、普通・準中型・特定中型貨物以外の中型貨物は原則100km/h、大型貨物・特定中型貨物は原則90km/h、他車を牽引するときなどは原則80km/hです。車検証等で自車の区分を確認してください。

高速自動車国道と自動車専用道路は同じ速度ですか?

同じとは限りません。標識等による指定がない高速自動車国道の本線車道は車両区分により100km/h・90km/h・80km/hですが、自動車専用道路の法定最高速度は60km/hです。自動車専用道路では区間ごとの最高速度標識を確認してください。

速度抑制装置が付いていれば90km/hまで出してよいですか?

いいえ。速度抑制装置は対象車両が90km/hを超えて走行しないよう制御する装置で、道路の最高速度を決めるものではありません。一般道や低い指定速度の区間では、自車に適用される標識・道路標示または法定最高速度に従います。

120km/hの標識がある区間をトラックも120km/hで走れますか?

一律には走れません。120km/h区間でも、大型貨物・特定中型貨物やトレーラ等には別の車種別規制が適用されます。一般の最高速度標識だけで判断せず、自車に適用される車種別標識、補助標識、道路標示と車両区分を確認してください。

まとめ|道路種別・車両区分・標識の3点を確認する

  1. 車検証等で、自動車の種別、用途、車両総重量、最大積載量、牽引の有無を確認する
  2. 一般道・高速自動車国道・自動車専用道路を区別する
  3. 自車に適用される最高速度標識、補助標識、道路標示を確認する
  4. 指定がない場合は、道路種別と車両区分に応じた法定最高速度を確認する
  5. 天候、視界、路面、積載状態、横風に応じて、上限より低い安全な速度を選ぶ

標識等による指定がない場合、一般道は2026年8月31日まで原則60km/hです。2026年9月1日から一部の生活道路は原則30km/hへ変更される予定です。高速自動車国道の本線車道は、車両区分に応じて100km/h・90km/h・80km/hに分かれます。

最高速度は出すべき速度ではなく、超えてはならない上限です。区分が分からない場合は推測で走行せず、運行管理者、都道府県警察、道路管理者、整備事業者などへ確認してください。

著者:ユニック車ガイド編集部(運行・安全管理担当)

確認基準日:2026年6月11日時点。法令、道路標識、道路標示、車両の登録内容、社内規程は変更される場合があるため、実際の運行時には最新情報を確認してください。

出典・参考情報

警察庁「高速道路」

大型貨物自動車・特定中型貨物自動車の90km/hへの引上げと、80km/hのままの車種を確認。

警察庁「交通の方法に関する教則」

高速自動車国道の100km/h・90km/h・80km/h、最低速度50km/h、車間距離の目安を確認。

警察庁「生活道路における自動車の法定速度が引き下げられます」

2026年9月1日の30km/h化、対象道路、引き続き60km/hとなる道路を確認。

警察庁「高速自動車国道における大型貨物自動車等の最高速度の引上げに伴う交通指導取締り等について」

自動車専用道路の法定最高速度が60km/hであることと、区間別規制の考え方を確認。

e-Gov法令検索「道路交通法施行令」

一般道路および高速自動車国道の法定最高速度に関する根拠条文を確認。

国土交通省「道路運送車両の保安基準 第8条」

速度抑制装置の対象となる8t・5t基準と、90km/hを超えて走行しないための性能基準を確認。

国土交通省「速度抑制装置の装着に関する経過措置期間の終了について」

大型貨物自動車の対象基準と、一部の適用除外車があることを確認。

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