【ユニック車中古購入で失敗する例】よくある落とし穴

中古ユニック車の購入で情報が散らばり確認順が崩れて失敗につながるイメージ ユニック車

中古ユニック車は、車両本体価格が安く見えても、購入後の整備・修理・陸送・登録費や、積載量・クレーン能力の不足によって総負担が増えることがあります。

失敗を防ぐには、価格や年式、走行距離、外観だけで決めず、車検証、性能表、点検記録、見積書、現場寸法を購入前に照合することが重要です。

この記事では、中古ユニック車購入で起こりやすい8つの失敗と、販売店へ確認する資料・数値・質問を具体的に整理します。中古車全体の確認項目は、【ユニック車中古】失敗しない選び方と確認ポイント(年式・走行・性能表)で整理しています。

中古ユニック車と車検証・点検記録・見積書を購入前に確認している場面

著者情報・記事の確認範囲
  • 著者:ユニック車ガイド編集者
  • 本記事は、中古ユニック車の購入前確認を目的として整理しています。
  • 個別車両の安全性や作業可否を保証するものではありません。
  • 免許・資格・法令は公的情報、車両状態は販売店・整備工場・メーカー資料で最終確認してください。
  1. 中古ユニック車購入で多い8つの失敗
  2. 失敗1|安さだけで選び、購入後の総額が高くなる
  3. 失敗2|必要な免許・資格を確認せず、購入後に使えない
    1. 公道を運転するための免許
    2. クレーンを操作するための資格
    3. 玉掛け作業を行うための資格
  4. 失敗3|2t・4tという車格だけで選び、最大積載量が足りない
  5. 失敗4|「2.93t吊り」など最大値だけを見て購入した
  6. 失敗5|点検記録・整備履歴がない車両を購入した
  7. 失敗6|腐食・油漏れ・作動不良を販売写真だけで判断した
    1. 車体・架装部で確認する場所
    2. クレーン・油圧部で確認する場所
  8. 失敗7|陸送費・整備費・修理費を予算に入れていなかった
  9. 失敗8|購入後に現場へ入れない・アウトリガーを張れない
  10. 購入を保留・見送った方がよいケース
  11. 中古ユニック車の購入前チェックリスト
  12. 購入よりレンタルが向いているケース
  13. 中古ユニック車購入の失敗に関するFAQ
    1. 中古ユニック車は何年落ちまで購入できますか?
    2. 走行距離が多いユニック車は避けるべきですか?
    3. 点検記録がない中古ユニック車は購入しない方がよいですか?
    4. 2tユニック車なら最大積載量は2tありますか?
    5. 2.93t吊りなら2.93tの荷物をどこでも吊れますか?
    6. 中古ユニック車の購入価格以外に何の費用がかかりますか?
    7. 現車確認ではどこを確認すればよいですか?
    8. 中古購入とレンタルのどちらが向いていますか?
  14. まとめ|購入前に5項目を確認して失敗を防ぐ
  15. 出典・参考情報

中古ユニック車購入で多い8つの失敗

中古ユニック車の購入失敗は、故障だけではありません。購入後に運転できない、必要な荷物を積めない、現場に入れないといった「用途との不一致」も含まれます。

失敗例 購入後に起きる問題 購入前の確認 判断の目安
安さだけで選ぶ 修理・陸送・登録費で予算を超える 支払総額と整備内容 総額が不明なら保留
免許・資格を確認しない 購入しても運転や作業ができない 車両総重量・最大積載量・つり上げ荷重 車検証と資格証で照合
最大積載量を確認しない 予定していた荷物を積めない 車検証の最大積載量 2t・4tの呼称だけで決めない
最大クレーン能力だけを見る 実際の作業半径では吊れない 定格総荷重表とアウトリガー条件 使用予定半径の数値で判断
点検記録がない 整備状態や交換時期を判断できない 点検・修理・部品交換記録 記録不足なら購入前点検を依頼
腐食・油漏れを見落とす 修理や稼働停止が発生する 下回り・架装部・油圧部・作動状態 販売写真だけで決めない
追加費用を入れない 納車までに予算を超える 陸送・登録・車検・整備・修理費 費用項目が不明なら再見積もり
現場寸法を測らない 進入・停車・アウトリガー展開ができない 車両寸法と現場の実測値 カタログ値と現場寸法を照合

中古ユニック車購入前の確認項目と判断手順を整理した図解

失敗1|安さだけで選び、購入後の総額が高くなる

車両本体価格が安くても、購入に必要な総額が安いとは限りません。中古ユニック車では、車両価格とは別に登録、陸送、車検、整備、部品交換などの費用が発生します。

購入総額の考え方

購入総額=車両本体価格+登録・名義変更費用+陸送・回送費+車検・整備費+消耗品交換費+購入直後の修理費+必要な追加装備費

例えば、同じ4tクラスでも、年式、走行距離、車検残、クレーンの段数、ラジコンの有無、荷台の状態によって価格は変わります。相場より安い車両を見つけた場合は、値引き理由ではなく、次の項目に費用が残っていないかを確認します。

  • 車検が切れている
  • タイヤやバッテリーの交換が必要
  • ワイヤロープや油圧ホースに交換予定がある
  • 荷台やサブフレームに補修箇所がある
  • クレーンのラジコンや安全装置に不具合がある
  • 遠方からの陸送費が別途必要
  • 保証が付かない、または保証対象が限定されている

販売店には、「乗り出しまでに必要な税込総額」「納車前に交換する部品」「現状渡しとなる箇所」を書面で確認します。年式・車格・クレーン仕様による価格差は、【ユニック車中古価格の相場】年式・トン数別目安で確認できます。

販売店へ確認する質問
  • 税込の支払総額はいくらですか。
  • 登録、陸送、車検、整備は総額に含まれていますか。
  • 納車前に交換する部品と、現状渡しになる部品はどこですか。
  • 保証の対象部位、期間、免責条件を教えてください。

失敗2|必要な免許・資格を確認せず、購入後に使えない

ユニック車では、車両を運転する免許、クレーンを操作する資格、玉掛けを行う資格を別々に確認します。運転できるからクレーン作業もできる、という関係ではありません。

公道を運転するための免許

現在の普通免許で運転できる範囲は、車両総重量3.5t未満かつ最大積載量2t未満です。準中型免許は車両総重量7.5t未満かつ最大積載量4.5t未満、中型免許は車両総重量11t未満かつ最大積載量6.5t未満が基本的な範囲です。

ただし、普通免許は最初に取得した時期によって運転できる範囲が異なり、免許証に「準中型で運転できる準中型車は準中型車(5t)に限る」「中型車は中型車(8t)に限る」などの条件が付いている場合があります。候補車両の車検証にある次の数値と、実際に運転する人の免許証を照合してください。

  • 車両総重量
  • 最大積載量
  • 乗車定員
  • 免許の種類と条件欄

クレーンを操作するための資格

移動式クレーンのつり上げ荷重 一般的に必要となる資格・教育
5t以上 移動式クレーン運転士免許
1t以上5t未満 小型移動式クレーン運転技能講習
1t未満 移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

2.93t吊りのトラック搭載型クレーンは、一般的には「1t以上5t未満」に該当します。ただし、必ず候補車両の銘板、仕様書、検査証などでつり上げ荷重を確認してください。

玉掛け作業を行うための資格

玉掛けは、実際に吊る荷物の重量だけではなく、使用するクレーン等のつり上げ荷重で区分を確認します。つり上げ荷重1t以上のクレーン等で玉掛けを行う場合は玉掛け技能講習、1t未満では玉掛けの業務に係る特別教育が基本です。

販売店と社内で確認すること
  • 車検証の車両総重量と最大積載量を確認する。
  • クレーンの型式とつり上げ荷重を確認する。
  • 運転者の免許証の種類と条件欄を確認する。
  • クレーン操作担当者と玉掛け担当者の修了証を確認する。

免許・資格の条件は改正される可能性があるため、購入時点の警察、公的機関、労働局などの情報で最終確認してください。

失敗3|2t・4tという車格だけで選び、最大積載量が足りない

「2tユニック」「4tユニック」という呼び方は、実際に積める重量を保証する表示ではありません。クレーン、アウトリガー、サブフレーム、工具箱などの架装重量があるため、同じ車格でも最大積載量は異なります。

購入前には、車検証の最大積載量と、実際に積む荷物・道具の合計を比較します。

必要積載量の計算

必要積載量=荷物の合計重量+吊り具・敷板・工具類+常時積載する資材

例えば、資材1,600kgに、敷板・吊り具・工具類250kgを積む場合、必要積載量は合計1,850kgです。候補車両の最大積載量が1,800kgなら、車格名が「2tクラス」でも条件を満たしません。

重量だけでなく、荷台内寸も確認します。重量が収まっても、荷物の長さ・幅・高さや固定方法が荷台に合わなければ運べません。

確認項目 確認する資料・実測値 見落とした場合
最大積載量 車検証 必要な荷物を積めない
荷物の総重量 荷物ごとの重量表・仕様書 過積載につながる
常時積載品 敷板・吊り具・工具の実重量 積載余力を使い切る
荷台内寸 仕様表・実測値 荷物が載らない、固定できない

最大積載量や荷台寸法が確認できない場合は、販売店に車検証の写しと実測寸法を依頼し、確認できるまで購入判断を保留してください。

失敗4|「2.93t吊り」など最大値だけを見て購入した

クレーンに「2.93t吊り」と表示されていても、すべての距離で2.93tを吊れるわけではありません。クレーンの能力は、作業半径、ブーム長、アウトリガーの張出状態などによって変わります。

古河ユニックのURG294Aという4段ブームの公表例では、空車時最大クレーン容量が2.93t×1.6mである一方、最大作業半径8.73mでの空車時最大定格総荷重は0.23tです。同じ機種でも、近い位置と遠い位置では吊れる重量が大きく異なります。

特定機種の公表例 作業半径 空車時最大定格総荷重
URG294A・4段ブーム 1.6m 2.93t
URG294A・4段ブーム 8.73m 0.23t

上記は特定機種の公式仕様例であり、すべての2.93t吊りクレーンに共通する数値ではありません。中古車では型式、ブーム段数、架装車両、仕様変更なども確認する必要があります。

車両を吊り位置へ寄せられず作業半径が伸びてクレーン能力が不足する失敗例

購入前には、実際の現場で想定する作業半径を決め、その半径での定格総荷重を性能表で確認します。荷物本体だけでなく、フックや吊り具などを含めた条件もメーカー資料や取扱説明書で確認してください。

作業半径とアウトリガー条件の詳しい見方は、【ユニック車の性能表は中古選びで重要?】確認ポイントで整理しています。

販売店へ確認する質問
  • クレーンの正確な型式とブーム段数は何ですか。
  • この車両に対応する定格総荷重表はありますか。
  • 想定作業半径○mでは何kgまでが定格ですか。
  • アウトリガーの張出条件による能力差はありますか。
  • 仕様変更やクレーン載せ替えの履歴はありますか。

失敗5|点検記録・整備履歴がない車両を購入した

点検記録がないと、現在動いているかだけでなく、適切な点検や部品交換が続けられてきたかを判断できません。

移動式クレーンについては、クレーン等安全規則で、1年以内ごとに1回の定期自主検査、1月以内ごとに1回の定期自主検査、作業開始前の点検などが定められています。定期自主検査の結果は記録し、3年間保存することとされています。

確認区分 法令上の周期・時期 中古購入時に見る内容
年次の定期自主検査 1年以内ごとに1回 実施日、検査内容、指摘事項、補修内容
月例の定期自主検査 1月以内ごとに1回 安全装置、警報装置、ブレーキ、ワイヤロープ、フックなど
作業開始前点検 その日の作業開始前 警報装置、ブレーキ、クラッチ、コントローラーなど
自主検査記録 3年間保存 直近の継続記録が残っているか

購入前には、クレーンの点検記録だけでなく、車両本体の点検整備記録簿、修理履歴、部品交換履歴も確認します。

  • ワイヤロープの交換時期
  • 油圧ホースやシール類の交換履歴
  • 旋回部やブームの修理履歴
  • ラジコンや安全装置の修理履歴
  • 販売前点検で指摘された不具合
  • 納車前に実施する整備内容

点検記録や整備履歴、保証情報が不足した中古ユニック車の停止リスク

点検記録がないだけで直ちに不良車とは断定できません。ただし、記録不足による不明点を価格の安さで補うのではなく、専門業者による購入前点検と修理見積もりを依頼してください。点検を受けられず、状態説明も書面に残らない場合は保留が安全です。

失敗6|腐食・油漏れ・作動不良を販売写真だけで判断した

中古ユニック車は、外観がきれいでも、荷台下、シャシー、クレーン基部、油圧部などに不具合が残っている場合があります。塗装後の写真だけでは、腐食の深さや補修前の状態を判断できません。

車体・架装部で確認する場所

  • シャシーフレームとサブフレーム
  • クレーンのコラム周辺
  • アウトリガーボックスと取付部
  • 荷台下、横根太、床板
  • 溶接部、補修跡、亀裂、変形
  • 海沿いや降雪地で使われた車両の腐食状態

クレーン・油圧部で確認する場所

  • ブームの変形、へこみ、亀裂
  • 油圧シリンダーからの油漏れやにじみ
  • 油圧ホースのひび、膨らみ、擦れ
  • 旋回時の異音や引っ掛かり
  • ブーム伸縮・起伏の速度と滑らかさ
  • アウトリガーの伸縮と保持状態
  • フック、ワイヤロープ、滑車の摩耗
  • PTO作動時の異音
  • ラジコンと手動操作の作動状態

確認は、次の3段階で進めます。

  1. 写真と動画で、下回り・架装部・クレーン作動を事前確認する。
  2. 現車確認で、エンジン始動、PTO、ブーム、旋回、アウトリガーを動かす。
  3. 不明点がある場合は、クレーンを扱える整備工場や専門業者へ点検を依頼する。

年式が新しければ状態がよい、古ければ使えないとは限りません。年式だけで購入可否を決めないための判断基準は、【ユニック車中古は何年落ちまで使える?】判断基準で確認できます。

販売店へ依頼したい資料
  • シャシーとサブフレームを下から撮影した写真
  • クレーン基部とアウトリガー取付部の拡大写真
  • ブーム伸縮、起伏、旋回、アウトリガー作動の動画
  • 油漏れ箇所、補修跡、腐食箇所の追加写真
  • 販売前点検表と修理見積書

失敗7|陸送費・整備費・修理費を予算に入れていなかった

中古ユニック車の支払総額を本体価格・登録陸送・車検整備・消耗品修理に分けた図解

中古ユニック車では、掲載価格と実際の支払総額が異なることがあります。特に遠方購入、車検切れ、現状販売では、納車までの費用が増えやすくなります。

費用項目 確認する内容
車両本体価格 税込・税別、現状渡しか整備渡しか
登録・名義変更費用 管轄変更、車庫、希望ナンバーなどの内訳
陸送・回送費 出発地、納車地、高速代、フェリー代など
車検・整備費 車検取得の有無と納車整備の範囲
消耗品・部品交換費 タイヤ、バッテリー、ワイヤロープ、油圧ホースなど
クレーン・荷台修理費 油漏れ、ラジコン、荷台床、腐食部の補修
保証・納車後対応 保証期間、対象部位、免責、修理窓口

一律に「本体価格の何%を予備費にする」と決めるより、候補車両ごとに必要な整備項目を洗い出し、部品代と工賃を見積もる方が確実です。

遠方の販売店から購入する場合は、現車確認の交通費、車両輸送費、納車後に不具合が出た場合の修理場所も確認してください。販売店保証があっても、遠方では車両を持ち込む費用が購入者負担となる場合があります。

見積書で確認するポイント
  • 各費用が税込か税別か。
  • 納車整備に含まれる作業と含まれない作業。
  • 交換予定部品の名称と金額。
  • 追加修理が必要になった場合の連絡方法。
  • キャンセル条件、保証条件、陸送後の対応方法。

失敗8|購入後に現場へ入れない・アウトリガーを張れない

車両が道路を通れることと、現場でクレーン作業ができることは別です。進入できても、停車位置やアウトリガー展開場所を確保できなければ、予定した作業は成立しません。

候補車両の仕様表と車検証から、次の寸法を確認します。

  • 全長・全幅・全高
  • ホイールベース
  • 最小回転半径
  • 荷台長・荷台幅・床面地上高
  • アウトリガー最大張出幅
  • ブーム長と最大作業半径

現場では、次の項目を実測します。

  • 進入路の最狭幅
  • 門扉の有効幅と高さ
  • 前面道路の幅と進入角度
  • 曲がり角と切り返し場所
  • 停車できる長さと幅
  • アウトリガーを張り出せる幅
  • 車両位置から吊り位置までの距離
  • 電線、軒、梁、樹木などの上空障害物
  • 地盤の強度、段差、傾斜
  • 作業員と歩行者の動線

道路幅だけで進入可否を決めることはできません。同じ道路幅でも、門扉の位置、電柱、進入角度、車両のホイールベースによって曲がれるかどうかが変わります。

現場写真に、入口幅、停車位置、アウトリガー展開範囲、吊り位置までの距離を書き込み、販売店や作業担当者へ共有してください。寸法がぎりぎりの場合は、実車での下見や同等車両による確認を検討します。

購入を保留・見送った方がよいケース

次の項目に該当する場合は、価格が安くても、その場で契約せず追加確認を優先してください。

  • 車検証の写しを確認できない。
  • クレーンの型式、つり上げ荷重、ブーム段数が不明。
  • 候補車両に対応する定格総荷重表を確認できない。
  • 点検記録や整備履歴について説明がない。
  • 現車確認やクレーン作動確認を断られる。
  • 油漏れ、異音、腐食について質問しても回答が曖昧。
  • 修復歴、載せ替え、架装変更の内容が分からない。
  • 保証対象と免責条件が書面になっていない。
  • 登録、陸送、整備を含む支払総額が分からない。
  • 車両寸法と使用予定現場の寸法を照合していない。
  • 運転免許、クレーン資格、玉掛け資格を確認していない。
  • 販売店の回答が口頭だけで記録に残らない。

年式が古い、走行距離が多いという理由だけで購入不可になるわけではありません。点検記録、使用環境、腐食、クレーン状態、部品供給、修理体制、価格を組み合わせて判断します。

不足情報が埋まらない場合は、「安いから購入する」のではなく、「確認できないため保留する」と判断することが失敗回避につながります。

中古ユニック車の購入前チェックリスト

中古ユニック車の購入前に車両状態と書類、現場条件を確認している場面

チェックリストは点数を付けるためではなく、不明点を販売店への質問に変えるために使います。判定は「確認済み」「要追加確認」「不明のため保留」の3段階で記録してください。

確認項目 確認する資料・数値 販売店への質問例 判定
車両本体価格 見積書、税込・税別 掲載価格に消費税は含まれますか。 確認済み/要追加確認/保留
支払総額 登録・陸送・整備を含む総額 納車までの税込総額はいくらですか。 確認済み/要追加確認/保留
年式・走行距離 車検証、メーター、記録簿 走行距離の履歴を記録簿で確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
車両総重量 車検証 車検証の写しを確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
最大積載量 車検証 現在の最大積載量は何kgですか。 確認済み/要追加確認/保留
必要な運転免許 車検証と運転者の免許証 車両総重量と最大積載量を教えてください。 確認済み/要追加確認/保留
つり上げ荷重 銘板、仕様書、検査証 クレーンの型式とつり上げ荷重は何ですか。 確認済み/要追加確認/保留
使用半径での能力 定格総荷重表 作業半径○mでの定格総荷重を確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
アウトリガー条件 性能表、取扱説明書 張出状態による能力差を確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
点検記録 年次・月例の自主検査記録 直近3年間の記録を確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
腐食・油漏れ・異音 現車、写真、作動動画 補修跡と油漏れ箇所を確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
保証範囲 保証書、契約書 車両本体とクレーンの保証範囲はどこですか。 確認済み/要追加確認/保留
陸送・整備・修理費 項目別見積書 費用を項目別に提示できますか。 確認済み/要追加確認/保留
現場への進入・設置 車両寸法、現場実測値、配置図 車両の実寸とアウトリガー張出幅を確認できますか。 確認済み/要追加確認/保留
部品供給・修理対応 メーカー、販売店、整備工場 購入後の修理窓口と部品供給状況を教えてください。 確認済み/要追加確認/保留

購入よりレンタルが向いているケース

中古ユニック車の購入とレンタルを使用頻度や管理負担で比較する図解

候補車両の条件が揃わない場合、無理に購入するよりレンタルへ切り替えた方が負担を抑えられることがあります。

次のような条件では、購入だけでなくレンタルも比較してください。

  • 使用するのが年に数回程度
  • 案件ごとに必要な車格やクレーン能力が変わる
  • 現場条件が毎回異なる
  • 修理・点検・保管の負担を持ちたくない
  • まとまった初期費用を抑えたい
  • 候補車両の点検記録や性能表を確認できない
  • 故障時の代替車両を自社で用意できない
  • 車両停止が工期や売上へ大きく影響する

使用頻度や修理負担を含めて比較する場合は、【ユニック車中古とレンタル】どちらが向いている?で判断条件を整理できます。

中古ユニック車購入の失敗に関するFAQ

中古ユニック車は何年落ちまで購入できますか?

一律に何年落ちまでとは決められません。年式だけでなく、走行距離、点検記録、腐食、クレーンの作動状態、部品供給、修理体制を確認して判断します。年式が新しくても記録や状態が不明なら追加確認が必要です。

走行距離が多いユニック車は避けるべきですか?

走行距離だけで避ける必要はありません。車両本体の整備履歴に加え、クレーンの使用状況、油圧部、旋回部、アウトリガー、荷台やシャシーの状態を確認します。走行距離が少なくても長時間のクレーン作業や保管環境によって劣化している場合があります。

点検記録がない中古ユニック車は購入しない方がよいですか?

点検記録がないだけで直ちに購入不可とはいえませんが、整備状態を判断する材料が不足します。購入前に専門業者の点検、作動確認、修理見積もりを依頼し、確認できない場合は保留してください。

2tユニック車なら最大積載量は2tありますか?

必ず2t積めるとは限りません。クレーン、アウトリガー、サブフレームなどの架装重量によって最大積載量が変わります。最終的には候補車両の車検証に記載された最大積載量を確認してください。

2.93t吊りなら2.93tの荷物をどこでも吊れますか?

どこでも2.93tを吊れるわけではありません。2.93tは指定された近距離などの条件での最大能力で、作業半径が大きくなると定格総荷重は低下します。候補車両の定格総荷重表で、使用予定半径とアウトリガー条件を確認してください。

中古ユニック車の購入価格以外に何の費用がかかりますか?

登録・名義変更、陸送・回送、車検、納車整備、タイヤやバッテリーなどの消耗品、クレーン修理、荷台補修、追加装備などの費用が考えられます。候補車両ごとに税込の支払総額を見積書で確認してください。

現車確認ではどこを確認すればよいですか?

車検証と点検記録に加え、シャシー、サブフレーム、クレーン基部、アウトリガー、ブーム、油圧シリンダー、ホース、ワイヤロープを確認します。PTOを作動させ、ブーム伸縮、起伏、旋回、アウトリガー、ラジコンの動作も確認してください。

中古購入とレンタルのどちらが向いていますか?

用途と現場条件が固定され、使用頻度が高く、点検・修理・保管の体制を持てる場合は購入を検討しやすくなります。使用頻度が低い、案件ごとに必要能力が変わる、故障時の代替車両を用意できない場合はレンタルも比較してください。

まとめ|購入前に5項目を確認して失敗を防ぐ

中古ユニック車で失敗を防ぐには、価格だけでなく、購入後に実際の業務で使えるかを確認する必要があります。

購入前の最終確認5項目
  1. 車検証で、必要免許と最大積載量を確認したか。
  2. 使用予定半径での定格総荷重を確認したか。
  3. 点検記録、腐食、油漏れ、作動状態を確認したか。
  4. 陸送、登録、整備、修理を含む支払総額を確認したか。
  5. 現場へ進入、停車、アウトリガー展開ができるか実測したか。

資料や状態を確認できない車両は、安さを理由に急いで購入せず、追加資料の依頼、専門業者による点検、購入保留、別車両との比較、レンタルへの切り替えを検討してください。

出典・参考情報

出典名 確認した内容
警察庁「準中型免許の新設」 普通免許、準中型免許、中型免許の車両総重量・最大積載量の区分
長崎労働局「労働安全衛生法に定める資格等一覧」 移動式クレーンの運転と玉掛けに必要な免許・技能講習・特別教育の区分
厚生労働省「クレーン等安全規則」 移動式クレーンの年次・月例の定期自主検査、作業開始前点検、記録の3年間保存
古河ユニック「URG290A 製品情報」 URG294Aの2.93t×1.6m、最大作業半径8.73mで0.23tという公式仕様例
一般社団法人日本クレーン協会「クレーン等の就業制限早見表」 クレーン操作と玉掛けの就業制限を確認するための公式情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました