【オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度】主要スペック一覧

オールテレーンクレーンの大きさと現場利用のイメージが伝わる写真 オールテレーンクレーン

オールテレーンクレーンを手配するときに、「どのくらい大きいのか」「何tくらいあるのか」「高速道路を走れるのか」「現場に入れるのか」が曖昧だと、搬入・公道走行・設置計画で手戻りが起きやすくなります。

結論:オールテレーンクレーンは高速走行できる機動力が強みですが、サイズ・重量・軸重が大きくなりやすいため、現場条件と道路条件に合うかを先に確認する必要があります。

この記事で分かること:サイズ・重量・速度の目安、公道走行で確認する一般的制限値、現場搬入前のチェックポイント、関連する詳細記事への確認導線を整理します。

オールテレーンクレーンの基本的な特徴や用途から確認したい場合は、先に【オールテレーンクレーンとは】特徴・用途・仕組みをわかりやすく解説を読むと、サイズ・重量判断の前提を整理しやすくなります。

諸元表や性能表の読み方まで確認したい場合は、【オールテレーンクレーンの性能表】見方・チェックポイントを解説もあわせて確認してください。

著者情報:ユニック車ガイド編集部(建機・車両選定の実務目線を持つ編集者)

執筆スタンス:特定機種を推奨せず、サイズ・重量・速度を判断軸として、条件適合の可否と確認手順を中立的に提示します。

注意:本記事の数値は代表例・目安を含みます。最終判断は、メーカー諸元、車検証、手配会社の資料、予定ルート、現場寸法、所轄窓口の案内で確認してください。

  1. オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度の結論
    1. サイズ・重量・速度は3つセットで確認する
    2. 最初に見るべき判断軸
  2. オールテレーンクレーンの主要スペック一覧
    1. 一覧表は候補クラスを絞るための目安
    2. クラス別の主要スペック目安
  3. サイズを見るときのポイント|全長・全幅・全高
    1. サイズは「走行時」と「設置時」を分けて見る
    2. 一般的制限値と現場寸法を両方見る
  4. 重量を見るときのポイント|車両重量・軸重・通行許可
    1. 重量は「車両重量」だけでなく「軸重」まで確認する
    2. カウンターウェイトは重量計画に大きく影響する
  5. 速度を見るときのポイント|最高速度と移動効率
    1. 最高速度は移動効率の目安として見る
    2. 速度のメリットが出やすいケース
  6. サイズ・重量から分かる公道走行の注意点
    1. 一般的制限値を超える場合は確認が必要
  7. 現場に入れるか確認するチェックリスト
    1. 進入・設置・走行の3点を同時に確認する
    2. よくある手戻りと回避策
  8. 大型機・超大型機では何が変わるか
    1. 大型機ほど速度よりルートと搬入計画が重要になる
    2. 超大型機は「そのまま現場に入れる」とは限らない
  9. オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度に関するよくある質問
    1. オールテレーンクレーンのサイズはどのくらい?
    2. オールテレーンクレーンの重量は何トンくらい?
    3. オールテレーンクレーンの最高速度はどのくらい?
    4. オールテレーンクレーンは高速道路を走れる?
    5. サイズが大きいと何に影響する?
    6. 大型機はそのまま現場に入れる?
  10. 関連する詳細記事
  11. まとめ|スペックは現場条件と道路条件で判断する
  12. 出典・参考情報

オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度の結論

サイズ・重量・速度を現場条件と道路条件と運用条件に当てて適合判断する図解

サイズ・重量・速度は3つセットで確認する

結論:オールテレーンクレーンは、サイズ・重量・速度のどれか1つだけで判断せず、「現場に入れるか」「置けるか」「走れるか」をセットで確認します。

理由:サイズは進入・設置スペースに、重量・軸重は通行許可やルート成立に、速度は広域移動の効率に影響するためです。

  • ✅ サイズ=進入路・高さ制限・曲がり角・設置スペースの判断材料
  • ✅ 重量・軸重=特殊車両通行許可・橋梁・道路ルートの判断材料
  • ✅ 速度=広域移動の効率を判断する材料。ただし許可・ルート成立が前提

最初に見るべき判断軸

結論:最初に見るべきなのは、現場条件、道路条件、運用条件の3つです。

判断軸 確認する内容 見落とした場合のリスク
現場条件 進入路、曲がり角、高さ制限、設置スペース、地盤、障害物 現場に入れない、設置できない、作業半径が取れない
道路条件 車両寸法、総重量、軸重、最小回転半径、予定ルート、通行許可 公道走行できない、許可が間に合わない、ルート変更が必要になる
運用条件 移動距離、移動頻度、作業日数、回送距離、段取り制約 機動力を活かせない、費用や日程が膨らむ

オールテレーンクレーンの主要スペック一覧

一覧表は候補クラスを絞るための目安

結論:主要スペック一覧は、候補クラスを絞るための目安として使います。最終判断は、メーカー諸元、車検証、手配会社の資料、予定ルート、現場寸法で確認してください。

同じ吊上げ能力でも、メーカー、仕様、ブーム構成、カウンターウェイト、年式によって、走行時寸法・重量・軸構成・最高速度は変わります。

クラス別の主要スペック目安

クラスの目安 吊上げ能力の目安 走行時サイズの確認ポイント 重量・軸数・軸重の確認ポイント 最高速度の目安 実務上の注意点
中型クラス おおむね数十t〜100t前後 全幅2.5m、全高3.8m、全長12.0mを超えるかを確認 総重量20.0t、軸重10.0tを超えるかを確認 機種により異なる。代表機種では75〜85km/h級の例あり 都市部では幅・高さ・曲がり角・設置スペースを先に確認
大型クラス 100t級〜数百t級 全長・全幅・全高に加え、旋回時の余裕と搬入経路を確認 軸数、軸重、カウンターウェイトの有無で条件が変わる 代表機種では85km/h級の例あり 公道走行条件と現場設置条件を早めに突き合わせる
超大型クラス 数百t級〜1,000t超級 走行時サイズだけでなく、分解輸送・別送部材・現場組立も確認 9軸級、総バラスト200t級など、重量・軸重が計画の中心になる例あり 代表機種では75km/h級の例あり 速度よりもルート成立、分解輸送、カウンターウェイト別送が重要

補足:道路の一般的制限値を超える場合は、特殊車両通行許可やルート確認が必要になる可能性があります。公道走行の条件を詳しく確認する場合は、【オールテレーンクレーンの公道走行】条件・制限・注意点まとめを確認してください。

サイズを見るときのポイント|全長・全幅・全高

サイズは「走行時」と「設置時」を分けて見る

結論:オールテレーンクレーンのサイズは、走行時の全長・全幅・全高だけでなく、現場でアウトリガーを張り出したときの占有スペースも確認します。

理由:走行時に現場へ入れても、設置スペースやアウトリガー展開余地が不足すると作業できないためです。

  • ✅ 全幅:道路幅、ゲート幅、現場入口、仮囲いとの干渉を確認
  • ✅ 全高:高架、電線、門型ゲート、構内配管、樹木との干渉を確認
  • ✅ 全長:曲がり角、交差点、構内動線、待機場所を確認
  • ✅ 最小回転半径:曲がれるか、切り返しできるかを確認
  • ✅ 設置時占有:アウトリガー張り出し、敷板、作業動線を確認

一般的制限値と現場寸法を両方見る

結論:公道側では幅2.5m、長さ12.0m、高さ3.8m、最小回転半径12.0mなどが確認基準になります。ただし、現場側ではこれより余裕が必要になる場合があります。

補足:高さ指定道路では高さ4.1mが扱われる場合がありますが、すべての道路や現場で同じ条件になるわけではありません。予定ルート、所轄窓口、手配会社で確認してください。

アウトリガーの役割や設置時の注意点を詳しく確認したい場合は、【オールテレーンクレーンのアウトリガー】役割・使い方・注意点で補足してください。

重量を見るときのポイント|車両重量・軸重・通行許可

重量は「車両重量」だけでなく「軸重」まで確認する

結論:オールテレーンクレーンの重量確認では、車両重量だけでなく、総重量、軸数、軸重、カウンターウェイトの搭載状態を確認します。

理由:道路や橋梁への影響は、総重量だけでなく軸重や軸構成にも左右されるためです。

  • ✅ 総重量20.0tを超えるか
  • ✅ 軸重10.0tを超えるか
  • ✅ カウンターウェイトを装着したまま走行するのか、別送するのか
  • ✅ 走行時の車両状態と、作業時の構成が同じか異なるか

カウンターウェイトは重量計画に大きく影響する

結論:大型機では、カウンターウェイトが数十t規模から200t級になる例もあるため、走行時・搬入時・組立時の重量計画に大きく影響します。

具体:120t級の代表例では総バラスト31t、超大型機の代表例では総バラスト202tといった仕様が示されています。ただし、実際の構成は作業半径、吊り荷、ブーム構成、メーカー仕様によって変わります。

カウンターウェイトの役割や安全上の注意点は、【オールテレーンクレーンのカウンターウェイト】構造と安全ポイントで詳しく確認してください。

速度を見るときのポイント|最高速度と移動効率

最高速度は移動効率の目安として見る

結論:オールテレーンクレーンは、代表機種で75〜85km/h級の最高速度が示される例があります。ただし、速度だけで移動計画を決めてはいけません。

理由:公道走行では、寸法、総重量、軸重、通行許可、予定ルート、通行時間帯などの条件が優先されるためです。

  • ✅ 速度は「広域移動の効率」を見るための指標
  • ✅ 実際の移動時間は、許可条件・ルート・交通規制・回送段取りで変わる
  • ✅ 速度が高くても、重量・軸重・寸法の条件が合わなければ走行計画は成立しない

速度のメリットが出やすいケース

結論:速度のメリットが出やすいのは、ルートと許可が成立し、複数現場や広域移動で機動力を活かせるケースです。

  • ✅ 現場間の移動距離が長い
  • ✅ 同一エリアで複数回の移動がある
  • ✅ 分解輸送より自走移動のメリットが出る
  • ✅ 予定ルート・通行許可・搬入時間帯が事前に整理できる

サイズ・重量から分かる公道走行の注意点

オールテレーンクレーン手配前に現場条件・道路条件・運用条件・安全確認を整理する図解

一般的制限値を超える場合は確認が必要

結論:幅2.5m、長さ12.0m、高さ3.8m、総重量20.0t、軸重10.0t、最小回転半径12.0mなどの一般的制限値を超える場合は、特殊車両通行許可やルート確認が必要になる可能性があります。

注意:この数値を超えるから必ず通れない、という意味ではありません。道路の種類、指定道路、車両構造、許可条件、通行経路によって扱いが変わります。

確認項目 一般的制限値の目安 確認のポイント
2.5m 道路幅、ゲート、仮囲い、構内通路との干渉を確認
長さ 12.0m 交差点、曲がり角、待機場所、構内旋回を確認
高さ 3.8m 高さ指定道路では4.1mが扱われる場合あり。高架・電線・門型ゲートを確認
総重量 20.0t 道路種別や指定道路により扱いが変わるため、予定ルートで確認
軸重 10.0t 軸数・軸距・カウンターウェイトの状態と合わせて確認
最小回転半径 12.0m 交差点、現場入口、構内動線で曲がれるか確認

公道走行の条件・制限・注意点は、この記事では概要に留めます。詳しい確認手順は、【オールテレーンクレーンの公道走行】条件・制限・注意点まとめで確認してください。

現場に入れるか確認するチェックリスト

進入不可や許可遅れや設置不可など手戻りリスクと回避の流れを示す図解

進入・設置・走行の3点を同時に確認する

結論:オールテレーンクレーンの手配前には、現場寸法、道路条件、運用条件を同時に確認します。

  • ✅ 進入路の幅に余裕があるか
  • ✅ 高さ制限、高架、電線、門型ゲートに干渉しないか
  • ✅ 曲がり角や構内通路で旋回できるか
  • ✅ 設置スペースとアウトリガー展開余地があるか
  • ✅ 敷板や養生を含めた地盤支持力を確認しているか
  • ✅ 車両重量・軸重に対して予定ルートが成立するか
  • ✅ 通行許可や搬入時間帯の確認が必要か
  • ✅ 速度のメリットが出る移動距離・運用頻度か

よくある手戻りと回避策

手戻りの例 原因 回避策
現場入口で入れない 全幅・全長・最小回転半径の確認不足 入口幅、曲がり角、切り返しスペースを事前測定する
設置できない アウトリガー展開余地や地盤支持力の確認不足 設置範囲、敷板、地盤、周囲障害物を確認する
許可が間に合わない 車両諸元・予定ルート・搬入日時の整理不足 手配前にサイズ・重量・軸構成・ルートを揃えて相談する
費用が想定より増える 回送、別送、組立、許可対応の見落とし サイズ・重量に伴う追加費用を早めに見積もる

大型機・超大型機では何が変わるか

大型機ほど速度よりルートと搬入計画が重要になる

結論:大型機・超大型機では、最高速度よりも、走行ルート、許可条件、カウンターウェイトの別送、現場での組立計画が重要になります。

代表例:120t級のオールテレーンクレーンでは、4軸、最大吊上げ120t、走行速度85km/h、総バラスト31tといった仕様例があります。超大型機では、9軸、最大吊上げ1,200t、走行速度75km/h、総バラスト202tといった仕様例もあります。

注意:これらは代表機種の例であり、実際のサイズ・重量・軸重・速度・バラスト構成は機種や仕様で変わります。

超大型機は「そのまま現場に入れる」とは限らない

結論:超大型のオールテレーンクレーンは、走行時の車両本体だけでなく、カウンターウェイトや付属部材の別送、現場での組立・分解が必要になる場合があります。

大型機や最大機の規模感を詳しく確認したい場合は、【オールテレーンクレーンの世界最大・日本最大】代表機種と特徴を確認してください。

サイズ・重量が費用に与える影響を確認したい場合は、【オールテレーンクレーンの価格】新車・中古・レンタル費用の目安で、価格・レンタル・関連費用の考え方を確認できます。

オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度に関するよくある質問

オールテレーンクレーンのサイズはどのくらい?

結論:クラスや機種で大きく変わります。公道走行では、幅2.5m、長さ12.0m、高さ3.8mが一般的制限値の確認基準になります。

ただし、実際に現場へ入れるかはメーカー諸元、車検証、予定ルート、現場入口、曲がり角、設置スペースを突き合わせて確認します。

オールテレーンクレーンの重量は何トンくらい?

結論:中型から大型まで差が大きく、車両重量だけでなく、総重量、軸重、軸構成、カウンターウェイトの状態を確認する必要があります。

道路側では、総重量20.0t、軸重10.0tが一般的制限値の確認基準になります。これを超える場合は、特殊車両通行許可やルート確認が必要になる可能性があります。

オールテレーンクレーンの最高速度はどのくらい?

結論:代表機種では75〜85km/h級の最高速度が示される例があります。

ただし、速度だけで移動計画を決めるのは危険です。実際の移動可否は、寸法、重量、軸重、通行許可、予定ルート、交通規制で変わります。

オールテレーンクレーンは高速道路を走れる?

結論:機種、寸法、重量、軸重、許可条件、予定ルートにより異なります。

高速走行できる仕様の機種でも、通行許可やルート条件が成立しなければ走行計画は確定できません。詳しくは【オールテレーンクレーンの公道走行】条件・制限・注意点まとめを確認してください。

サイズが大きいと何に影響する?

結論:進入路、曲がり角、高さ制限、設置スペース、アウトリガー展開、地盤確認に影響します。

特に設置時は走行時の車幅だけでなく、アウトリガーを張り出した状態の占有スペースを確認します。詳しくは【オールテレーンクレーンのアウトリガー】役割・使い方・注意点を確認してください。

大型機はそのまま現場に入れる?

結論:そのまま現場に入れるとは限りません。超大型機では、カウンターウェイトや付属部材の別送、現場での組立・分解が必要になる場合があります。

大型機・最大機の規模感は、【オールテレーンクレーンの世界最大・日本最大】代表機種と特徴で確認してください。

関連する詳細記事

まとめ|スペックは現場条件と道路条件で判断する

結論:オールテレーンクレーンは、高速走行できる機動力が強みですが、サイズ・重量・軸重が大きくなりやすいため、現場条件と道路条件に合うかを先に確認する必要があります。

要点は3つです。

  • ✅ サイズ=進入路、曲がり角、高さ制限、設置スペースの成立条件
  • ✅ 重量・軸重=特殊車両通行許可、橋梁、予定ルートの成立条件
  • ✅ 速度=広域移動の効率を判断する材料。ただし許可・ルート成立が前提

手配前には、現場の進入路寸法、設置スペース、車両諸元、軸重、予定ルートを整理し、メーカー諸元・車検証・手配会社の資料・所轄窓口の案内をもとに確認してください。

著者:ユニック車ガイド編集部(建機・車両選定の実務目線を持つ編集者)

本記事では、オールテレーンクレーンのサイズ・重量・速度を、現場搬入と公道走行の一次判断に使える形で整理しました。数値は目安や代表例を含むため、実際の手配時は必ず最新の諸元と現場条件で確認してください。

出典・参考情報

道路・車両・特殊車両通行制度などの公的情報を確認できる機関サイト。
道路交通に関する制度・案内の一次情報を確認できる公的機関サイト。
120t級オールテレーンクレーンの代表的な諸元例として参照。
超大型オールテレーンクレーンの代表的な諸元例として参照。
建設機械レンタル業界の団体情報として、用語や業界の前提理解に役立つ。
建設機械に関する業界団体情報として、機械区分や基礎理解の確認に使える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました